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#地震発生から309日目「自分達用の防災マップ必要」

 13, 2012 06:52
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から309日目(平成24年1月13日、金曜日)。
 また、大震災発生から309日目の新しい朝を迎えた。

 さて、第51回手をつなぐ育成会東北ブロック大会「本人大会=第4分科会」(平成23年10月16日)を開催。知的障がい者本人たちによる協議を実施した。
 そこで、災害ではどんな危険が予想されるか地域を実際歩いて防災マップを作成し、自主防災に努める必要があるとの助言があった。
    
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【引用始め】

第51回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第23回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成23年10月15日〜16日、山形国際ホテル)
大会スローガン「東北はひとつ、みんなでの力で東日本大震災をのりこえよう」
本人大会=第4分科会(平成23年10月16日) 【その8】 「本人活動と防災学習」(災害に備えた本人活動)
協議

 安全に避難できる自分達専用の防災マップつくり

【司会者】 皆さん、意見質問いっぱい出して頂きましてありがとうございます。
 それでは今まで発表頂いたこと、会場からご発言があったことなどを踏まえて、ご助言を頂きます。よろしくお願いします。

【助言者】 皆さんこんにちは。
 先ほど山形県の方が仙台の荒浜という被災地を訪問した話をしてくれました。私も同行させてもらいました。
 その時の状況をもう一言・二言付け加えさせて頂きます。今まで海岸の風を止めるための防砂林、防潮林がありました。それが今回の津波で全部なくなってしまった。
 名取に行きましたが、そこの小学校が避難所になっていましたが、こちらの方は建物の2階の部分まで水に浸かってしまった。犠牲になられた方も出ました。
 仙台の状況はそんな形でまだまだこれから時間もかかる。僕達の被災地調査では、10年は元の形には戻らないだろうと予想してます。
 阪神淡路大震災では、5〜6年の歳月がかかりました。今回はそれ以上もしくは倍以上の年月がかかるのではないかと思っています。
 未だに宮城県内には水もでない場所もあります。信号機もまだ点いていないという場所もあります。そういう細かいのところを一つ一つ拾っていけばきりがないんです。これには皆さんのお力で復興という形の協力をお願い出来ればと思っております。
 山形県には福島から原子力事故により、現在1万3千人避難されています。当初から比べますと一時は減ったんですが、その後、福島、郡山という都市圏から避難された方が多くおられまして今逆に増えている。
 今回の震災は予想以上のもの、それにどういうふうに対処していこうかと私達も日々対処しているところでございます。
 災害は、津波、地震、台風災害、大雨による豪雨水害というのがありますね。皆さん今回地震で色々な怖い思いをしたと思います。水害の場合も怖いです。皆さんの足のひざ以下20センチくらいまでになりますと、歩けなくなります。水のところに色々なものが流れ込んできたり、マンホールであったら上からマンホールが見えませんので、そういうところに落ちてしまったりとか、側溝に落ちてしまう。普段では何気なく感じていないところで災害というものは起こります。そういうのも皆さん承知して頂ければと思っています。

 災害にあったらどうしようか。
 まず自分の身を守ってください。自分の身を守ることが一番の災害に対する安全な方法です。自力で自分の身を守れないという時はお友達、家族、友人などを含めた周りの方からサポートして頂く。これによってケガをするかもしれないが、命を守ることができる。
 今回実際に津波にあわれた方の話です。山の上の少し小高いところに住んでいる方が、まさかこんなところに来ることはないだろうと思っていて、被災されたという例です。反対に、海岸部にいた方はいち早く避難されたんです。
 いつどこでどういう災害が起きても、自分の身を守るにはどうしたらいいかを日頃から考えておくことです。
 自分の身を守るには日頃から皆さんが隣近所の方、町内会という組織の中で「向こう三軒両隣」というつながりを大事にすることです。隣近所の人たちと常日頃から協力して頂ければ、災害の時に手助けになってくれるんです。障がい者の方もそういう皆さんと手をつないで災害に考えて頂ければなと思ってます。
 皆さんが住んでいるお家の中でも災害というのは起こりますよね。地震の場合ですと、タンスが倒れてくる、テレビが飛んでくる、ここにもありますけど上の方からシャンデリアが落ちてくる。こういうものがいつどういうふうな形で落ちてくるかも分かりません。ですから家の中の建物に関しては、注意を払って転倒防止のため、固定をして倒れないようにしておく。これは減災という、要するに災害を少なくしようという取り組みを普段からしておくことです。
 災害があった場合、どこへ逃げようか。その時に自分はどこへ逃げたらいいだろうかを日頃から調べておく。自分の住んでいる町を歩いて、ここが危険、あそこが危険、私達はこういうところで大丈夫だろうかという疑問を持って自分達の防災マップを作る。町の中を歩いて頂くと自ずと場所が分かるんです。
 この中でそういう活動をされた方おりますか?ございますね、北海道の方。これは施設の方にもお願いしたいんですが、そのもの自体ではなくて施設の周り、建物の中、これを日頃から注意して「では皆さんでどうしたらいいだろうか」ということを話し合って頂けると、これが自主防災という形でつながっていくんです。そしていざ災害になった時に、それが役立つのではないだろうかと思っております。
 司会者の方は、どうですか?そういうことをお考えなさってますか?

【司会者】 防災してないですけど、交通事故に遭わないように、ここが危ないよというマップは作りましたけども、このような大規模な災害とかはまだ作っておりません。これから作りたいと思います。

【助言者】 育成会の関係の方々にそういうことを考えて頂く。日頃から障害をお持ちのご本人の方々にそういう認識をして頂ければ、実際被害にあった時に自分達が動ける。周りの人が手を差し伸べるのではなく自分達がまず動けるということが出来るのではないかなと思ってます。
 皆さんがそれぞれ毎日毎日そういうことも頭に入れてやって頂ければいいと思います。
  
 【引用終わり】

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 災害に際しては、自らを自らで守ることが重要である。それには、常日ごろの備えが必要だ。地域のつながりを大事にする。地域にあった防災マップをつくる。自主防災活動が機能するようにする。
 こうしたことがなされていれば、いざとなっても「明けない夜はない」と行動できる。
 (ケー)

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