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本人が望む普通の生活を実現する制度(第2回目)〜財産管理から身上監護へ〜

 21, 2010 08:24
 以下のセミナーを受講して、本人が望む普通の生活を実現する制度(第2回目)について、第1回目に続いて述べる。

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○ 11月17日(水)「(2010年度)第12回権利擁護セミナー」
○ 会場=日本財団(東京都港区赤坂)
○ テーマ=「これからの成年後見と虐待防止〜知的障害のある人の権利をまもる〜」
○ 主催=社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会
○ 第1部 基調講演 11/17水曜日、10時〜10時50分
○ 基調講演講師 細川瑞子氏(全日本手をつなぐ育成会・権利擁護委員・中央相談室長)
○ 基調講演テーマ「身上監護の福祉システム化をめざして〜本人の『生きる』を支援するために〜」

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【講演内容】

「身上監護への期待」

 細川氏は、「身上監護」の重要性を繰り返し強調した。
 「成年後見制度が、介護保険の導入を契機として成立し」、「利用目的は、財産管理から身上監護へ重心が移動した。」
 「福祉サービスが措置から契約へ変わり、知的障害者が地域で安心した生活を目指す。」
 「権利擁護に根ざした身上監護が期待されるようになった。」
 「成年後見制度利用は、自立支援法施行を機に、一時的に施設で集団申立がなされた。」
 「制度が抱える課題が明らかになって、申立件数は低調に推移している。」
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 知的障害者にとって、成年後見制度の利用は財産管理だけではすまない。
 生活全般にわたって支援するような身上監護があってはじめて、利用価値があるということである。
 身上監護のあり方が、今後の検討すべき内容である。
 また、成年後見制度の課題についても、事例を通じて明らかにして、その改善が早急に求められている。

 身上監護を次のように定義している。
 「身上監護(しんじょうかんご)とは、日常生活を営む上で支援を必要とする人の相談に応じたり、アドバイスを行い実務支援によるQOLの維持向上に努めること」。
 成年後見制度において、身上監護を重視する方向付けで個々のケースに対応していくことである。

 (第3回目に続く)


 
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