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スコットランドの大学教授と意見交換

 05, 2019 05:00
 スコットランドも知的障害者の職業的受け入れは、日本の実情とほぼ同様である。
 単純作業に就いている人たちがほとんどだ。
 チャリティー団体が運営するデイセンターで単純作業をしている人たちが多い。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第318回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第5章 諸外国における知的障碍者の大学進学

第7節 スコットランド・オマーンにおける知的障碍者の大学進学と就労支援
   ダイアン・ウイルス (スコットランド・エディンバラネピア大学教授) (オマーン・大学研究室所属)

 ダイアン:私は、スコットランドのエディンバラネピア大学でプログラムを開発しています。スーパーバイザーの仕事もしています。

 長谷川:日本では、知的障碍者の高校卒業後の学びという選択肢がありません。大学も全然受け入れていません。

 ダイアン:やっぱり卒業して仕事に就く段階で、資格を持っていない人がそういう意味では非常に多いです。
  ただ、我々は平等の権利を保障するという法律があるので、雇う側として、例えば、「テスコ」っていったようなスーパーマーケットで
  は障碍者の人たちを雇うということをやっているのですけれども、まだまだ限られています。

 XXX:日本の場合、そういう障碍をもっている人たちの職業の機会ってどうなのですか。
  我々ふたりで話をしているのですけど、非常に簡単な仕事とか、なかなか事務的な仕事ができないとか、非常に限られているので
  すけど、日本の場合はどうですか。

 長谷川:それは日本も同じで、どうしても簡単な単純作業とかがほとんどです。
  特に知的障碍者の場合は、例えばクリーニングとか清掃とかが多いですね。

 ダイアン:私の同僚なのですけど、いわゆる知的障碍なんですが、「テスコ」というスーパーマーケットのレジで仕事をしていたり、あ
  とは他の人なのですけど、電話での受付の仕事をするという人もいます。
  16歳過ぎちゃうと教育の機会というのが本当に限られてしまうので、16歳以下は政府からの支援を受けながらなんですけど、卒
  業してしまうと家族が責任を持つという立場にあるので、家族介護。
  だから今言ったように清掃だとか、病院の中で荷物を運ぶとか、非常に単純作業の仕事に就く人が多いですね。

 長谷川:スコットランドでは、シェルタードワークショップというか、障碍者だけの福祉作業所とかあるのですか。

 ダイアン:ありますね。ガーボーというチャリティ団体があるのですね。
  そこの仕事を私はしているのですけど、そこでパンを焼いているのですね。
  あとは、生地を使った物とか、あるいはガラス細工の物を作ったりしています。
  デイセンターというようなかたちで、そこで仕事をして、社会企業(ソーシャルエンタープライズ)で仕事をしています。

  

【引用おわり】

 スコットランドでは、知的障害者に対して16歳以降の教育はなされていない。
 それ以後は家族のサポートに頼るしかなくなる。
 チャリティー団体の運営しているデイセンターなどがたよりとなる。                         

(ケー)
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