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ニュージーランドの大学教授との意見交換

 04, 2019 05:00
 「ゆたかカレッジ」理事長は、オーストラリアで開催した国際学会でニュージーランドの大学教授と意見交換した。
 ニュージーランドの実情を聞くことができた。
 ニュージーランドでは、知的障害者に対する高等教育は整備されてない。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第317回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第5章 諸外国における知的障碍者の大学進学

第6節 ニュージーランドにおける知的障碍者の大学進学 (ニュージーランド・大学教授)

 XXX:ニュージーランドから来ました。
  こういうプログラムは見たことがありません。
  ニュージーランドでもそうです。
  ニュージーランドでも大学レベルではそういうのがありません。
  ゆたかカレッジのようなものは全くありません。
  もちろん身体障碍の人に対してはこういうのはあるのですけど。
  だからとてもこのプログラムは新鮮なプログラムです。

 長谷川:ニュージーランドでは知的障碍者を受け入れている大学はないのですか。

 XXX:ニュージーランドでは、もしかしたらどこかの大学やっているところがあるかもしれませんが、こういうプログラムは私が知る限
  りではまったくニュージーランドではないですね。

 長谷川:ニュージーランドでは、高校を卒業した知的障碍者は働くしかないのですか。

 XXX:何らかの追加のトレーニングということでプログラムに参加するということはあると思うのですけれども、仕事のための何か職
  業訓練とかそういうところはあると思いますね。
  仕事に就ける人はその訓練を受けて仕事を探すのでしょうが、残念ながら多くの人がそうした仕事に就けないのです。
  やっぱり雇用者側が知的障碍者の人を受け入れるという意思があまり強くないといいますか。

 長谷川:ニュージーランドにはシェルタードワークショップはあるのですか。

 XXX:前にありましたが、今はすでになくなりました。
  閉じてしまいました。

 長谷川:なぜですか。

 XXX:資金の問題と、そうした特別な福祉施設ではなく、メインストリーム、普通のところに移行しようという考え方があってそうした
  シェルターっていうのが閉じられてしまったということだと思います。
  やっぱりいろんな非政府機関NGOとかといったところが知的障碍者が就職するためにいろんな形でサポートしていて、そういった
  人たちを通して就職をするという人たちがかなりいると思います。

 長谷川:ジョブコーチ制度などもあるのですか。

 XXX:そういうような似たものがあります。
  去年日本に行ったのです。
  素晴らしく美しい国でした。
  来年また行きたいと思っています。
  ですから日本は大好きなのです。
  本当におめでとうございます。
  素晴らしい仕事だと思います。
  頑張ってください。

長谷川:ありがとうございました。

  

【引用おわり】

 ニュージーランドの大学教授は、「ゆたかカレッジ」の教育プログラムに感心していた。
 「ゆたかカレッジ」では、知的障害者に対してきめ細かな教育内容が実施されている。
 そのことを大いに評価してくれた。
 世界に比しても「ゆたかカレッジ」の実践はレベルが高いと言える。
 これがインクルーシブな環境の中で行われるようにすることが、今後の課題だ。                        

(ケー)
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