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「ゆたかカレッジ」はインクルーシブな環境が整備されてない

 30, 2019 05:27
 「ゆたかカレッジ」のメンバーは、オーストラリア・フリンダース大学で開催された国際学会に参加。
 ポスター発表を行った。
 「ゆたかカレッジ」の実践について、多くの参加者から注目された。
 フリンダース大学教授とは、知的障害のある学生の支援や、インクルーシブな環境について意見交換した。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第312回目だ。
 
 

【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第5章 諸外国における知的障碍者の大学進学

第3節 オーストラリアにおける知的障碍者の大学進学 (オーストラリア・フリンダース大学教授)

 XXX:ファンタスティック。素晴らしいですね。
  そういう学生たちに対する支援はどうなっているのですか。メンターとかそういった人はいるのですか。

 長谷川:メンターはいなくて、ほとんど支援教員がサポートします。学生同士がお互いに話し合うとかはあります。

 XXX:でもそのカレッジの ID の人は、ID でない人とどうやって交流をしているのですか。

 長谷川:そこが問題なのです。
  私たちはそこをすごく大きな問題と捉えていて、このカレッジはすべて大学のすぐ近くでやるのですね。
  例えば、カレッジ早稲田は早稲田大学から徒歩 10 分のところにありまして、そこで大学のキャンパスに行って学生食堂を利用
 したり、購買部を利用したり、体育館とかジムとかいろんな共用設備を使ったりしているのだけれども、だけど、なかなか直接的な
 交流は難しい。

 XXX:ということは物理的な施設だとかそういうものは利用しているけど、まだ学生同士の交流っていうのはそれほどうまくいってい  ないということですね。

 長谷川:その通りです。
  まあ、特定の大学のサークルとか障碍者ボランティアサークルとかあるいは障碍者教育のゼミとかとは交流するのだけど、一  般の学生とは全然ですね。

 XXX:それがこのポスタープレゼンに書かれていることなのですね。これは素晴らしいと思います。
  こうやって比較をするというのは素晴らしいと思います。

 長谷川:私たちが 2014 年にアメリカのマサチューセッツ州立大学ボストン校やレズリー大学とかに行って、2015 年にはカリフォ   ルニアに行って、それからオーストラリアのシドニー大学に行って、そして今年5月にはカナダに行ってきたんですね。

 XXX:フリンダース大学が載ってないじゃないですか。

 長谷川:次は書きます。大きな文字でバーンと書きますよ。(笑)

 XXX:これは素晴らしいと思います。この比較がとてもいいと思います。
  それぞれのところでどういうことが起こっているのかということもよくまとまっていると思いますね。わかります。
  こういう今の教育が行われているのはカナダ、アメリカ、オーストラリア、日本の国だけじゃないかと思うのですけど。

 長谷川:あと私たちが知っているのは、アイスランドとアイルランドと韓国ですね。

 XXX:じゃあまた、さらにそれらの国が加えられますね。是非日本にも行ってみたいですね。

 長谷川:是非是非来て下さい。

 XXX:それから明日、フリンダース大学での時間を楽しんでいただければと思います。

 長谷川:よろしくお願いします。明日、楽しみにしています。ありがとうございました。

  

【引用おわり】

 フリンダース大の教授からは、数か国にわたる視察に関する比較検討を評価してもらった。
 「ゆたかカレッジ」のメンバーは、米国、カナダ、オーストラリアなどを視察して、それぞれの実践を比較検討したのである。
 ここまでていねいに知的障害の高等教育を国際比較した研究はないだろう。
 さまざまな国々の大学教授たちが「素晴らしい」と盛んにほめるわけだ。
 こうしたことを踏まえて、今後の「ゆたかカレッジ」の実践の発展に期待したい。                      

(ケー)
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