韓国ナザレ大学の寄宿舎「生活館」における障害のある学生の生活が紹介されている。
障害のある学生の生活指導。
障害のある学生と一般の学生との関係。
トラブルへの対応。
衣食住に関わる日常生活のあり方。
以下において、そうした内容が詳しく述べられている。
本報告書の引用は第271回目だ。
【引用はじめ】
file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日
第4章 韓国における知的障碍者の大学進学
第7節 「自立生活支援センター」「生活館」の見学・概要説明
(住居室内見学) 室内は、窓の開け閉めも冷暖房もリモートコントロールできます。
質問:.生活指導という言葉が出ていましたが、障碍学生の生徒指導とは具体的にどのような生活指導を行われているのですか?
キム氏:.外出外泊や生活館内でのルームメイト同士のトラブルの対応やキリスト教系列ですから生活館内での礼拝儀式などの指導について行います。
質問:障碍ある人とない人が一緒に暮らすマッチングはどのよ うに行いますか?
キム氏:先程見学した学生支援センターの先生が相性でマッチングを行います。
障碍学生から望んで「この学生と組みたい」 という意見を聞くこともあります。
質問:今までにケンカなどのトラブルはありましたか?
キム氏:もちろんあります。
そのトラブルに対処するために生活支援センターと連携しています。
ヘルパーの学生は専門家ではないので、専門的知識に限りがあるので…。
質問:ヘルパーはなりたい人を募集して、なりたい人がなるのですか?
まったくなりたくない人はならないのですか?
キム氏:あとでウ教授が詳しく説明しますが、ヘルパーを志願する人には奨学金がでます。
それが促進剤になっています。
質問:お風呂は?シャワーのみ?
キム氏:浴槽はありません。安全バーがあります。重症障碍を持った学生には一般学生が入浴の世話する場合もあります。
風呂場で使用するいすなどが必要な重度の学生に対しては依頼をすれば補助工学センターで用意します。
質問:必要なものは大学で用意されるのですか?
キム氏:個人的に私的に購入する場合もありますが、基本的には必要なものは学校が用意します。
質問:寮費などの負担はどのくらいですか?
キム氏:3 か月で 75 万ウォン(約 7万円)です。ヘルパーの学生は 3 ヶ月 49 万ウォン(約 46,000 円)ぐらいです。
質問:掃除は誰が行うのですか?
キム氏:自立心を養うため自分で行います。障碍を持っていても自分でできることは最大限自分で行うようにしています。
靴入れやゴミ箱の掃除、ゴミ収集なども行えるのであれば行います。
質問:自閉症の方でパニックなどはありますか?
キム氏:1 学期に 1、2 度ほどそのようなケースがあります。舎監の先生が夜 0 時までいます。非常時は一緒に舎 監室にいます。 それ以上に深刻な場合は保護者に連絡を取ります。
質問:医療が必要なケガなどになったことはありますか?またその時の対応はどうされましたか?
キム氏:できれば一緒に行動します。深刻な場合は救急に連絡します。階ごとにフロア長という学生がいます。
体力があり丈夫な学生がなります。そういう時にフロア長が活躍しています。
質問:800 人いるということですが食事はどのようになっているのですか?
キム氏:一階に食堂があります。食事をとりたい時は食券を購入して各自が自由に食べます。
では詳しい説明を ウ教授から行います。
【引用おわり】
ナザレ大学「生活館」では、障害のある学生がスムーズな生活ができる環境整備に努力している。
一般の学生800人にもいる中でトラブルも最小限に留めようとする努力だ。
これだけ大規模になると、難しい事例もあるだろう。
ある意味実験的な試みと言っていい。
(ケー)
障害のある学生の生活指導。
障害のある学生と一般の学生との関係。
トラブルへの対応。
衣食住に関わる日常生活のあり方。
以下において、そうした内容が詳しく述べられている。
本報告書の引用は第271回目だ。
【引用はじめ】
file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日
第4章 韓国における知的障碍者の大学進学
第7節 「自立生活支援センター」「生活館」の見学・概要説明
(住居室内見学) 室内は、窓の開け閉めも冷暖房もリモートコントロールできます。
質問:.生活指導という言葉が出ていましたが、障碍学生の生徒指導とは具体的にどのような生活指導を行われているのですか?
キム氏:.外出外泊や生活館内でのルームメイト同士のトラブルの対応やキリスト教系列ですから生活館内での礼拝儀式などの指導について行います。
質問:障碍ある人とない人が一緒に暮らすマッチングはどのよ うに行いますか?
キム氏:先程見学した学生支援センターの先生が相性でマッチングを行います。
障碍学生から望んで「この学生と組みたい」 という意見を聞くこともあります。
質問:今までにケンカなどのトラブルはありましたか?
キム氏:もちろんあります。
そのトラブルに対処するために生活支援センターと連携しています。
ヘルパーの学生は専門家ではないので、専門的知識に限りがあるので…。
質問:ヘルパーはなりたい人を募集して、なりたい人がなるのですか?
まったくなりたくない人はならないのですか?
キム氏:あとでウ教授が詳しく説明しますが、ヘルパーを志願する人には奨学金がでます。
それが促進剤になっています。
質問:お風呂は?シャワーのみ?
キム氏:浴槽はありません。安全バーがあります。重症障碍を持った学生には一般学生が入浴の世話する場合もあります。
風呂場で使用するいすなどが必要な重度の学生に対しては依頼をすれば補助工学センターで用意します。
質問:必要なものは大学で用意されるのですか?
キム氏:個人的に私的に購入する場合もありますが、基本的には必要なものは学校が用意します。
質問:寮費などの負担はどのくらいですか?
キム氏:3 か月で 75 万ウォン(約 7万円)です。ヘルパーの学生は 3 ヶ月 49 万ウォン(約 46,000 円)ぐらいです。
質問:掃除は誰が行うのですか?
キム氏:自立心を養うため自分で行います。障碍を持っていても自分でできることは最大限自分で行うようにしています。
靴入れやゴミ箱の掃除、ゴミ収集なども行えるのであれば行います。
質問:自閉症の方でパニックなどはありますか?
キム氏:1 学期に 1、2 度ほどそのようなケースがあります。舎監の先生が夜 0 時までいます。非常時は一緒に舎 監室にいます。 それ以上に深刻な場合は保護者に連絡を取ります。
質問:医療が必要なケガなどになったことはありますか?またその時の対応はどうされましたか?
キム氏:できれば一緒に行動します。深刻な場合は救急に連絡します。階ごとにフロア長という学生がいます。
体力があり丈夫な学生がなります。そういう時にフロア長が活躍しています。
質問:800 人いるということですが食事はどのようになっているのですか?
キム氏:一階に食堂があります。食事をとりたい時は食券を購入して各自が自由に食べます。
では詳しい説明を ウ教授から行います。
【引用おわり】
ナザレ大学「生活館」では、障害のある学生がスムーズな生活ができる環境整備に努力している。
一般の学生800人にもいる中でトラブルも最小限に留めようとする努力だ。
これだけ大規模になると、難しい事例もあるだろう。
ある意味実験的な試みと言っていい。
(ケー)
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