FC2ブログ

高等教育を受けた知的障害者の就職率は70%

 16, 2018 05:00
 カナダにおいても40年前は、障害のある青年を大学に受け入れることなんてなかった。
 現在、資金繰りの問題で受け入れを困難にしている事情もある。
 障害のある青年を大学に受け入れて高等教育を授けると就職率が上昇するという結果が出ている。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第123回目だ。
  


【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第2章 カナダにおける知的障碍者の大学進学

第1節 インクルージョンアルバータの取り組み

3 インクルーシブ教育の現状と課題

 1980 年代、障碍を持った青年たちは、一般の大学で一般の学生と同じ教育を受ける権利がなかった。
 現在は、アルバータ州で 20 校ほどの大学や専門学校が受け入れているが、受け入れたいという思いと学校の経営状況とがかみ合わない状況があるため困難になっている。
 特に原油の採掘販売を主産業としているアルバータ州において、ここ数年の原油価格の低下により州の経済状況がよくないこともあり、資金の調達が困難となっているのである。
 インクルージョンアルバータでは、高校での障碍生徒受け入れを調整していくことを考えたが、なかなか生徒が次に向かう高等教育機関が体制を整えていっていないこともあり、今後は密に連携を取って行くことが重要であると考えている。
 ご家族や本人はもちろんインクルーシブな学校の受け入れを望んでいるが、特に高校はまだまだそういった体制ができていない。
 ちなみに、高等教育を受けていない生徒の就職率が 20%であるのに対し、高等教育を受けた場合は 70%の就職率の実績が出ており、両者の間に大きな差が生じている。



【引用おわり】

 大学受け入れといった高等教育の実現には、その前段階の高校での教育が重要だ。
 そのためインクルージョンアルバータでは、高等学校との連携を図ろうとしている。
 大学側がうまくそうした障害ある青年たちを受け入れられる下地が必要なのである。               
 
 (ケー)
関連記事

COMMENT 0

WHAT'S NEW?