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自閉症のこだわりを活用する

 04, 2018 05:00
自閉症の学生は、こだわりがある。
 そのこだわりをうまく活用することが重要だ。
 それだけに集中してしまって、変化すると混乱してしまうことをできるだけ少なくするような配慮が必要である。
   
 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第113回目だ。
  


【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第1章 アメリカにおける知的障碍者の大学進学

第5節 大学における知的障碍者受け入れの具体的な取り組み状況

4 映像専門学校Exceptional Minds

学校(授業)の見学

質問:自閉症のこだわりとして、ここの学生は映像やPCが好きなこだわりを持っている人が多いのですか?

答え:そういう人が集まっていますが、一般に言われるように自閉症の人たちはこだわりがあって一つのことに集中すると、そこで何かの変化があると混乱します。
 違うことがあると混乱します。
 ところが自分たちの好きなことでも常に変化にさらされてしまうので、そこで混乱しないように学習をしているという安全な環境の中でいろいろの変化も入れながら学習をして、そこに柔軟に対応できるようなことを学ばせます。
 学生の彼は、常に誰かが「それでいいの?」と聞かないと、次のステップ先に進めません。
 誰かが後押しをしています。
 2年目だと2つのプログラムを同時進行で学ばなければなりません。
 カリキュラムとしては、以前に学んだことを新しい中に取り入れて使います。
 やり方というのは、同じことをやろうとしてもいろいろなやり方があります。
 こっちのプログラムでやったことをこっちでもできるという柔軟性ということと、一つのやり方に固執する必要はない、やり方はたくさんあります。
 だから自閉症の子はこだわりがあって一つのことに集中すると周りの人が思い込んでしまって、それだけで制限されてしまうので他のやり方もあるということも教えています。
 周りの人がやっていることは、これしかできないであろうと制限するのではなくて、こういうこともできるのじゃないかとやってみる、絶対できると信じてそれをさせてあげる必要があります。
 アメリカのことわざであるのですが、「馬を水飲み場に連れていくことはできても、馬にそこで水を飲ませることはできない。」
 意志を後押ししてあげることが必要なのです。



【引用おわり】

 自閉症のある学生にとって、一つのパターンを学ぶとそれだけでやることが安心なのだ。
 しかし、何ごとにも変化はつきもの。
 その変化にいかに柔軟に対応することができるかが、適応性を高めることになる。
 急激な変化に対応できにくい学生だから、少しずつの変化を導入していく。
 そうした変化にもうまく対応できるようにするプログラムを心がけているのだ。                  
 
 (ケー)
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