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障害のある学生を総長も肯定的に捉える

 26, 2018 05:00
 障害のある学生を抵抗なく大学に受け入れる。
 そうした大学経営を実現している。
 大学経営者も含めて、障害者がいることを肯定的に捉える。
 そんな大学があることに驚く。
  
 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第104回目だ。
  


【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第1章 アメリカにおける知的障碍者の大学進学

第5節 大学における知的障碍者受け入れの具体的な取り組み状況

3 北オレンジコミュニティカレッジ

 一般の学生と知的障碍を持つ学生がキャンパス内で一緒に活動する意義や一般学生たちの変化ですが、一般の学生からも、障碍を持った学生がキャンパスにいることでキャ ンパスライフが豊かになり、自分たちのためになっているという言葉が聞かれます。
 実際に学生たちは障碍を持った学生のために手伝いたいからここでボランティアしたいといって申し出てくる人が後をたちません。
 その理由はいくつもありますが、一つは純粋で障碍を障碍と思わないで一生懸命に頑張っている姿から学ぶことが多い、それと純粋だからその人たちがいるだけでハッピーになる、みんなにこにこしているからです。
 実際にここの大学の総長(実は私のパートナーなのですが)の体験ですけれど、彼も障碍を持った学生たちを受け入れていろいろやることについては今まで力を入れてきたのですけれど、その気持ちをさらに強くしたのは、一度肩のけがをして手術を受けたのです。
 肩が全く回らなくて普段できることができなくなって落ち込んでいたのです。
 そんな時、障碍を持った学生たちがにこにこ笑いながら通るのを見て、何で私は一時的に肩が使えないくらいで落ち込んでいるのだ。
 自分よりずっと大変なのに、彼らはあんなにハッピーじゃないか、と元気をもらったのです。
 他の学生たちも同じ気持ちになるようです。
 また、それはキャンパスの学生だけではありません。
 キャンパス内のいろいろな部署にジョブシャドウというプログラム(職業教育の一つで、企業等で働く従業員に密着し、職場での仕事について観察するプログラム)で障碍を持った学生が週一回、ちょっとした手伝いをしながら1時間か2時間見学するのですが、はじめは障碍を持った学生たちが来てもお荷物になるだけだと思って見ていた人たちも、実際に来てみると一人の人間として性格もいいから気に入って、友達というか仲間になるということもあります。
 次の年にシャドウイングをするときはぜひ今年もうちに来てくださいということになります。  



【引用おわり】

 障害者が障害を受け入れていることに共感する。
 一般の学生たちにとってもそれが意義ある認識となっている。
 大学経営者と共につくり出したキャンパス環境だ。
 障害者を肯定的に捉える雰囲気をここまでつくり出せたというのはすごい。             
 
 (ケー)
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