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学内における学生同士のサポートシステム

 22, 2018 05:00
 知的障害のある学生をマサチューセッツ州立大学ボストン校では受け入れている。
 いかにキャンパスライフを意義あるものにするか、工夫した取り組みを行っている。
 それがサポートシステムの充実である。
 健常の学生と知的障害のある学生とのペアリングもその一環である。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第70回目だ。
  


【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第1章 アメリカにおける知的障碍者の大学進学

第5節 大学における知的障碍者受け入れの具体的な取り組み状況

2 マサチューセッツ州立大学ボストン校「THINK COLLEGE Program」

 学内には、知的障碍学生に対する支援方法として、学生同士によるサポートシステムが存在する。
 これは健常の学生と知的障碍学生とがペアリングを行い、健常学生は、障碍学生のメンターとして、1 対 1 で、週に最低 1 回、1 時間ほど一緒に過ごす時間を設けることになっている。
 そこでは、例えばコーヒーを飲みながらであったり、キャンパス内を散歩しながらであったり、授業を受ける教室内であったり、そうした場所で、学友とのコミュニケーションのことなど様々なことについて話し合いを持つ機会ができる。
 概ね同じ年頃の学生がメンターとしてペアになり、そこからメンターの紹介で、他の友だちの輪の中に入ったりすることにより、多くの学生が、知的障碍学生に対し、どのようなところでどのような援助が必要かなどについて理解できるような仕組みを学内に作っている。
 そのような環境設定をすることにより、障碍学生たちが、学生生活において困った時などに、サポートセンターのオフィスを頼るだけではなく、キャンパスの他のところにも自らの居場所を作るようにしているのである。
 こうした取り組みは、知的障碍学生にとって非常に有効に機能しているという。
 実際、知的障碍を持つ学生たちの通常の行動や反応は、同じ年頃の健常の学生と共通している部分も少なくない。
 例えば、入学当初は、授業に行くのに緊張したり、ある授業は好きだが他の授業は嫌いであったり、始業時刻に間に合わず遅刻したり、欠席したりなどの行動様式を照らし合わせると、ちょうど高校を卒業して入ってきた健常の新入生の行動とほぼ一致している。



【引用おわり】

 以上のような取り組みは、互いを刺激し合う。
 特に、知的障害のある学生を孤独にしない。
 大学内での生活を充実したものにしてくれる。  
 
 (ケー)
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