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大学キャンパス内での自然なふれあいを実現

 20, 2018 05:00
 マサチューセッツ州立大学ボストン校では、知的障害のある学生と一般の学生の自然なふれあいを重視している。
 授業も障害者だけのクラスは設けてない。
 一般の学生と一緒のクラスが原則である。
 ただ、単位取得を目的にせず、聴講生という扱いにしている。
 知的障害者の負担にならない対策だ。

 以下において、そうした内容が詳しく述べられている。  
 本報告書の引用は第68回目だ。
  


【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第1章 アメリカにおける知的障碍者の大学進学

第5節 大学における知的障碍者受け入れの具体的な取り組み状況

2 マサチューセッツ州立大学ボストン校「THINK COLLEGE Program」

 健常者の側も、日常的に大学のキャンパス内で知的障碍者と自然な形でふれあうことは、知的障碍者に対する誤解や偏見を取り除く上で大きな意味を持っている。
 大学に知的障碍を持つ学生が入学して来ると、サポートセンターでは、まず、その学生がどのようなことに興味があり、どの授業を受講したいのか、その授業でどんなことを学びたいのかなどについて確認をする。
 その上で、その学生に適する授業を選択し、授業担当教員に対し、受講を希望している学生の状況や要望について報告する。
 さらに、その学生に応じた教育や支援の方法等についてのアドバイスを行ったり、意見交換を行ったりする中で、教員は、授業の内容や進め方等について調整を行うのである。
 例えば、英語の授業では、「クリエイティブ・ライティング」といって、詩や文章、小説など書く授業がある。
 それぞれの授業にも難易度によって段階が分かれており、知的障碍学生は、導入段階としての最も初歩の授業を、聴講生として登録する。
 聴講生として登録する理由は、正規の受講として、成績が付く形で登録すると、学生本人にとって大きな負担となってしまうからである。
 一方、教員にとっても、知的障碍のある学生に対して成績を付けるということについては、やはりためらいを持ってしまうということもあるようだ。
 


【引用おわり】

 以上のように、知的障害者、一般学生、教員にとってメリットになるよう考慮している。
 何の工夫もなく、知的障害者を大学に受け入れている感じがするかもしれない。
 それにはそれなりの理由があっての対応である。
 あえて分離型にせず、交流型の利点を生かそうとする試みである。
 こうした試みの課題はいかなるものか。
 ちょっと不安な面もある。 
 
 (ケー)
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