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ポジティブな意見を広める

 06, 2018 05:00
 知的障害者の大学受け入れについて、否定的な意見に対してどうするか。
 一般の人たちの障害者に対する理解を進めることだ。
 小中時代のインクルーシブな教育を推進する。
 さらに、障害者のポジティブな面を大学教育において体験できるようにする。
 障害者の一部得意分野を評価できるようにするのだ。
 
 そのことに関しての内容が以下の通りである。
 本報告書の引用は第54回目になる。
  


【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/ZKHT9TQV/kaigaishisatsu.pdf
諸外国における 知的障碍者の大学進学 ~アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国の現状~
社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会 海外知的障碍者高等教育研究班
長谷川 正人・長谷川 美栄・志免木 章・井手 祐輔/他
2016年11月30日

第1章 アメリカにおける知的障碍者の大学進学

第3節 アメリカにおける高等教育

4 オハイオ州全体の組織-インクルーシブな高等教育機関の就労支援に向けて

理事長

回答
 「私から言います。
 さっき NO という返事をするというかとありましたけど、確かにそういう場合もあるということでした。
 NO というのは、だいたい経験をしたことないこと、あるいは知らない場面に直面した場合に NO ということがあります。
 つまり障碍者と直接的な経験をもっていない人たちが結局そういう回答をするわけですね。
 ですから、小学校なり中学校なり、そういうところでインクルーシブな教育をするということで、そうした人たちのことを当たり前に考えるという環境が大事だと思います。
 そして実際に我々が経験した中で、そうしたプログラムが学生たちにとって推奨されているという一面がありますが、それとはまた逆の面もあります。
 例えばキャンパスに最初障碍をもつ学生が 5 人入学しました。
 高校を卒業していわゆる知的障碍のためのプログラムでできないことがあります。
 しかし、やれば即いいコースもあります。
 つまり得意な分野では非常にいい成績を残すことができます。
 だから不得意なところがあってもいいという認識をし、しかしそれは決定的な問題じゃないと考えれば学習モデルとしてふさわしい学生であるということです。
 しかしそういうことを考えることもなかったと思うのです。
 特に親は自分の子どもがこんなことができるなんて予想もしてなかったことだと思います。
 だから偏見があるとかではなくて知らなかったということだと思います。
 確かに今、酷いことがネットで挙がるという話がありましたけど、そう人たちがたくさんいるということも理解できます。
 一般の人たちは、意識していない、知らないということだと思います。
 大学教育は、最高学府という位置付けになっています。
 だから、障碍をもつ人がいても当然だとは考えていないのだと思います。
 だから学業と別にしている様々な経験がその学生が大学生活の目標としているもので、大学生活で楽しめること自体、彼らの目標を達成したといえると思います。
 またソーシャルメディアの話がでましたが、そうしたネガティブな声が大きくなる傾向があると思います。
 それが世間全体ではないと思います。
 だからポジティブな考えを持っている人がそれに対抗するようなかたちで、大きな声を出して投稿して、そしてネガティブな意見を溺れさせてしまうような活動をするべきだと思います。
 ただ、そういうことの理解を広めていくというのは時間がかかると思います。」



【引用おわり】

 知的障害者の大学受け入れについて、理解を広げるには時間を要する。
 でも、賛同者は確実に広がる。
 それに期待して実践を積み上げることである。      

 (ケー)
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