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「カレッジ」設立にこだわった

 30, 2018 05:18
 知的障害者にとって大学の代わりの役割となる施設がほしい。
 それを実現したのが、「カレッジ福岡」。
 その運営もユニーク。

 それを以下において説明している。
 第5回目の引用だ。
 


【引用はじめ】

http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/feature/TO001000/20160705-OYS1T50007.html
YOMIURI ONLINE
九州発 読売新聞関西部本社 ニュース特集

[大学への道]<2>教育に力 広がる可能性 2016年07月12日

◆「カレッジ」こだわる

 知的障害を持つ若者は大学や専門学校などへの進学が難しいため、大学の代わりの施設として開設されたカレッジ福岡(福岡市東区)では、どのような運営が行われているのだろうか。

 カレッジ福岡は、障害者総合支援法に基づいた障害福祉サービスとして、1、2年生は「自立訓練事業」を、3、4年生は「就労移行支援事業」を利用した4年制の障害者福祉施設だ。
 社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会(福岡県鞍手町)が2012年に設立した。
 学生がサービスを利用することで、自治体から訓練等給付金が施設に支給され、授業料は原則無料となる仕組みだ。

 施設側は、開設の申請を福岡市に行ったところ、「カレッジ」の名称について「福祉施設であって学校ではない」と当初難色を示されたという。
 長谷川正人理事長(55)は「大学の受け皿となる設立の趣旨などをねばり強く説明し、許可が下りた」と振り返る。
 この後、全国各地で「カレッジ」の名称がついた同様の福祉施設の開設が続いた。



【引用おわり】

 「カレッジ」という名称を使うことも簡単には許可されなかった。
 理事長による自らの体験からくる説明が功を奏した。
 知的障害者も大学進学並みの教育期間が必要なことを納得させたのである。
 そして、今ある福祉サービスをうまく活用して実現した。
 多くの人がそれを待ち望んでいた。 
    
 (ケー)
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