重度訪問介護におけるコミュニケーション支援

 14, 2017 05:00
 重度訪問介護に取り組む支援員の情報保障について、取り上げる。
 今の制度では、十分なケアはできないのが実態のようだ。
 以下において、いくつかの問題点を指摘している。
 
 あべやすし氏の論稿からから第1回目の引用である。 



【引用はじめ】

http://www.geocities.jp/hituzinosanpo/awaseru.html
あべやすし
情報の かたちを その人に あわせる、人の手を かりながら
ワークショップ「だれもが参加できる公正な社会をめざして―情報保障とコミュニケーション」(社会言語科学会 第30回 研究大会 2012年 9月1日。東北大学)発表論稿

はじめに

 わたしは 京都市内で 身体障害者の 介助を しています。
 訪問介護にも いろいろな種類が あります。
 わたしが しているのは 「障害者 自立支援法」の「重度訪問介護」です。
 手足が不自由な身体障害者が 利用できます。

 じっさいの介助では、家事、入浴やトイレの介助に かぎらず、たとえば 言語障害のある人の 発言を ききとり、通訳するようなことも あります。
 文字情報を 代読したり、代筆することも あります。
 京都市など、一部の自治体では 24時間 介助を 利用している人も います。
 必要だからです(残念なことに、自治体によって 利用できる時間数に 格差が あります)。

 しかし、病院に 入院したときには、重度訪問介護は 利用できません。
 身近な 家族などに 介助してもらうか、ボランティアを 依頼するか、あとは看護師に「おまかせ」するしか ありません。
 けれども、看護師は 言語障害のある人の ことばを ききとるのが 上手ではありません。
 日常生活で 24時間 介助を うけている人の場合、入院すると 生活の質が 一気に おちてしまいます。
 なので、入院するのが 不安だったり、「どうしても 入院したくない」という人も います。

 一部の自治体では「重度障害者 入院時コミュニケーション支援 制度」を つくっています。
 しかし、時間に制限が あるなど、安心して 入院できる 状況ではありません。

【引用終わり】



 重度訪問介護は、自治体によってサービスの格差が大きい。
 住んでいる場所でサービスの質と量が違ってくる。
 自治体による福祉行政のあり方が如実にあらわれる。
 財政基盤の違いや住民意識の問題といったことなのだろうか。
 不公平感がつきまとう。         
 
(ケー)
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