知的障害者向けの情報提供番組が皆無

 27, 2017 05:00
 知的障害者向けの情報番組は今も昔もない。
 かつては「週刊こどもニュース」(NHKテレビ)などを見ていた人がいたみたいだが。
 現在、「バリバラ」(NHKEテレ)というバラエティー番組は存在する。
 結構、過激なテーマで障害者問題を取り上げている。
 知的障害者向けの情報番組があればいいな。

 そうした問題提起は以下のとおり。
 打浪文子氏の著述から第8回目の引用となる。 



【引用はじめ】

大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2555 号 2015.7.28 発行

知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
シノドスジャーナル 2015 年 7 月 28 日

知的障害者に対する情報提供の現状

 公共性の高い時事情報等に関しても例が少なく、普段から様々な事を知りたいと思っている知的障害者の中には、かつてテレビで放送されていた「週刊こどもニュース」や、字幕にふりがながついている「手話ニュース」などを活用している人もいます(注 4)。

(注 4) 「週刊こどもニュース」は2010 年まで NHK によって放送されていたものです。
 また、こうした実態は以下の文献で行った聞き取り調査の結果から記したものです。
 打浪文子(2014)「知的障害者の社会生活における文字情報との接点と課題―軽度及び中度の当事者への聞き取り調査から―」『社会言語学』 14, 103-120.

【引用終わり】



 知的障害者がネット放送局を始めたという新聞記事(産経新聞平成29年7月24日)が掲載された。
 出演者・制作スタッフも知的障害である。
 大阪府東大阪市の福祉事業所が始めたものである。
 日本初のインターネット放送局だ。
 月1回、毎回50分程度の番組を作っている。
 ニュース、ドキュメンタリーなどの内容。
 キャスター、コメンテーターが当事者というのだ。
 こうした実践を継続し、他に広がっていくことを期待したい。     
 
(ケー)
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