非日本語話者と知的障害者の言語理解と表現の違いと共通点

 17, 2017 05:00
 「やさしい日本語」は、非日本語話者や小三程度の人たちに対する試みである。
  「NHK NEWS WEB EASY」という2012年から始まった番組である。
 知的障害者の目指す「わかりやすい日本語」とは共通点も多い。
 しかし、わかりやすい情報提供誌「ステージ」の実践と共通性もみられるが、違いも明らかにある。
 
 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第53回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

5. 今後の課題    一 「わかりやすい」情報提供へ向けて一

  「NHK NEWS WEB EASY」も「ステージ」も,視覚的に見やすく配慮されている点や小学三年生程度の日本語能力をもってすれば読めるという点から考えれば,時事惰報の伝達において一定の共通性を持つように見える.
 しかし,本研究で示唆されたように知的障害者の言語使用や「わかりやすさ」や「難しさ」の基準は明確ではないため,相違点が あることが推測される.
 今後は,「やさしい日本語」の対象者である非日本語話者や若年層との生活語彙の相違・共通性を明確にしながら,領域横断的な取り組みの可能性を探ることが求められよう.

(つづき)

【引用終わり】



 今後の研究課題としては、 「NHK NEWS WEB EASY」と「ステージ」などの比較研究を行うことである。
 相違点、共通点を明確にしたいものだ。
 それによって、わかりやすい情報提供のあり方の進展につながるはずだ。              
        
  (ケー)
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