「ステージ」編集過程から得られた課題

 14, 2017 05:00
 知的障害者に対する情報提供で、「わかりやすい」とはどういうことかを追求してきた。
 特に、わかりやすい情報提供誌「ステージ」の編集過程を用いて分析した。
 知的障害者独自の「わかりにくさ」を見出すことができた。
 今後の研究課題について、以下の引用で述べている。
 
 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第50回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

5. 今後の課題    一 「わかりやすい」情報提供へ向けて一

  「ステージ」編集過程からの情報の「わかりやすさ」に関する調査は,編集会議に参加した知的障害者が軽度または中度の数名で あること,また編集会議での話題に限定された分析であるという限界を有しており,導かれた示唆も現時点では仮説にすぎない.
 しかし,知的障害者を交えた情報の「わかりやすさ」 「難しさ」への議論が行われている場は現状では極めて限られていることから, これまで蓄積のほとんどなかった知的障害者の視点に基づいた実証的な示唆を得られたことには一定の意義があると考えられる.
 今後は,本事例の継続調査から知的障害者にとって難解な語例や特徴ある言語使用の例の蓄積を行 うこと,当事者への聞 き取 り調査や質問紙調査を実施することなど,本調査で得られた示唆の検証及びさらなる追究を課題としたい.

(つづき)

【引用終わり】



 ここで取り上げた事例もごく少数である。
 ここで得られた結果も仮説である。
 この仮説をさらに追及することが求められる。            
        
  (ケー)
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