福祉関連用語は「常とう語」

 10, 2017 05:00
 知的障害者にとって、福祉用語は「常とう語」のものもある。
 難解と思われる福祉用語も生活の中でひんぱんに使用されているからである。
 そうした福祉用語は、「ステージ」の記事に注記を加えることでよりわかりやすくする。
 こうしたやり方が有効である。
 
 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第46回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

4. 「ステージ」の作成に関する調査

4.3 考察

 難解な名詞や長大漢字列のいくつかは,知的障害者にとっての「常とう語」(藤澤・河西,2012)であり,特に福祉関連の用語はわかりやすく書きなおすのが難しい場合があった.
 これらの用語は知的障害者の社会生活において身近なものもあるにもかかわらず,ルビを振っていても漢字が連なることによって理解が阻害されている可能性が示唆されよう.
 ゆえに,これらの語が多く利用される知的障害者の就労や福祉に関連する説明等には,語句にわかりやすい注記が必要である.

(つづき)

【引用終わり】



 福祉用語は知的障害者には重要なものである。
 しかし、漢字が何文字も続く理解しにくいものも多い。
 障害者差別解消法、総合支援法など知的障害者に関係する自分たちの権利擁護にはなくてもならないものなのだ。
 こうした用語を少しでも理解するために「ステージ」の記事作成でも工夫が加えられた。        
        
  (ケー)
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