外来語は理解が難しい

 05, 2017 05:00
 わかりやすい情報提供誌「ステージ」の編集会議では、「外来語」のわかりにくさが指摘される。
 編集会議で話題になった内容が以下に引用されている。
 
 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第41回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

4. 「ステージ」の作成に関する調査

4.2 結果

 「外来語」では,「エンターテインメント」,「ベスト16・ベスト8・ベスト4」が挙がった.
 特に,「ベスト16」「ベスト8」「ベスト4」は,単語だけでは理解が難しいが,トーナメントの図を描いて説明すればわかるという意見が 出た.
 なお,就労関係の話題で「ハローワークがわからないので「職業安定所」と言い換えようという提案があったが,別の当事者からは 「ハローワークの方が柔らかい感じがする」 (強調筆者),「(特別支援)学校でもハローワークって言う」という意見が出され,結果として「ハローワーク」のまま使用された.
 また,聞き慣れないため理解できないカタカナ語として,就労に関する記事で 「ロジスティック」,また園芸や野菜の種類に関する話題で「ヤーコン」が挙がった.
 「ヤーコン」は,「(語の説明を受け)素直に芋って書いてくれたらいいのに」との変更への要望が挙がったが,種類名の伝達が主と なる文であったため他の単語には変更されなかった.

(つづき)

【引用終わり】



 わかりやすくするには、難しい用語を図で表すことも手立ての一つである。
 日常的に使い慣らされている用語は、外来語のままがいい場合もある。
 ただ、わかりづらいからといって言い換えが難しいときもある。
 そのまま用語として使用せざるを得ないといったこともある。     
        
  (ケー)
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