「ステージ」の作成に関する調査の方法

 30, 2017 05:00
 「ステージ」がどのように編集されているか、詳細な分析を行った。
 編集会議の中での発言を逐語的に記録した。
 そこで、「わかりにくい」といった内容の発言をていねいに拾ったのである。
 
 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第36回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

4. 「ステージ」の作成に関する調査

4.1 方法

 育成会の研究協力を得て,平成22年4月から平成23年2月までに行われた「ステージ」編集会議7回分を1Cレコーダーで継続的に 録音した.
 編集会議は月に1回程度開催され,一回につき2〜3時間であった.
 期間中の編集会議には,軽度又は中度の知的障害のある編集委員及びオブザーバーが4〜7名参加した.
 逐語録を作成し,用語や文章表現のわかりやすさ及び難しさに関して,知的障害のある当事者が発言した部分のうち,「○○とは何ですか?」 「○○は知らない」 「○○はわかりにくい」等の意図を確認する発言があり,議論を行った箇所及び実際に変更の対象となった箇所をすべて抽出 し,分析の対象とした.

(つづき)

【引用終わり】



 編集会議の様子をていねいに記録して、そこでの発言に注目した。
 今までこうした研究はなかったはずだ。
 そこから、知的障害者にとって何がわかりにくいかを抽出しようという試みである。
 わかりにくさの傾向をつかむ可能性があるだろう。  
        
  (ケー)
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