「ステージ」は当事者が興味を持っている話題がわかりやすく提供される

 26, 2017 19:19
 わかりやすい情報提供紙「ステージ」は、今までどんな役割を果たしてきたか。
 それに関して、以下の引用は明らかにしている。

 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第33回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

3、 「ステージ」の実践からの示唆

3.3 「ステージ」の意義と課題

 「ステージ」は,知的障害者自身が話題選択及び文章の校正,すなわち情報発信そのものの過程に関わっている.
 つまり,当事者が興味を持っている話題がわかりやすく提供される.
 これにより,通常のメディアからは断片的にしか惰報を得ることができなかった知的障害者が,「ステージ」で詳細な情報を確認できるという利点がある,
 また偏った情報環境に置かれている知的障害者が「ステージ」を読むことで,個人の興味・関心の幅そのものを広げられる可能性がある.
 また同時に,「ステージ」は特集として障害者虐待防止法などの法律や,日常生活・仕事に関する福祉的な話題がしばしば取り上げられる.
 権利擁護に関する話題や障害に関する情報を,知的障害者自らが読みやすい形で提供するエンパワメントとしての意義と役割を有している.

(つづき)

【引用終わり】



 「ステージ」が知的障害者への情報提供において、どんな役割を果たすことができたか。
 上記の引用で述べていることは、次のことである。
 1.. 当事者の興味ある話題をわかりやすく提供した。
 2. 今まで断片的にしか理解できなかった情報を詳細に確認できた。
 3. 偏った情報環境にあった当事者の興味・関心の幅を広げた。
 4. 当事者に関係深い権利擁護等などについて取り上げられた。
 5. 当事者の生活力向上に役立った。
        
  (ケー)
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