「ステージ」作成における視覚的な配慮

 22, 2017 05:00
 知的障害のある人向けわかりやすい情報紙「ステージ」の編集方針で大事されたことを以下に述べている。
 それは視覚的に見やすいということである。
 ぱっと見て理解しやすいことを心がけた。
 本人たちにとってあまり抵抗なく理解できるようにした。
 視線の移動を少なくした。
 重要な語は目立つようにした。
 改行も意味の切れ目になるようにした。
 配色の統一化を図った。
 以下の引用では、そうしたことについて説明している。

 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第28回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

3、 「ステージ」の実践からの示唆

3.2 「ステージ」作成における「わかりやすさ」

 視覚的な配慮として,できる限り視線の移動が少なくすむような配置が心掛けられている.
 また,文章の中で重要な単語は赤または太字で表示 し,その部分だけ拾い読みをしても概略が理解できるような工夫がある.
 さらに,改行は旬読点や意味の切れ目に合わせて行っていること,
 紙面ごとに配色が統一してされており,振り仮名の色も合わせてあることも特長として挙げられる.

(つづき)

【引用終わり】



 熱心な読者はいたはずである。
 「ステージ」発行を楽しみにしている人がいた。
 バックナンバーを大事にとっている人もいた。
 何度も繰り返し読んでいる人もいた。
 これから、こうした読者の期待に応えられる新たな取組が必要である。
 わかりやすい情報提供のあり方を具体的に示すためにも。
        
  (ケー)
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