当事者視点からの「わかりやすさ」

 13, 2017 05:06
 知的障害に対する「わかりやすさ」の研究に関する、知見が少ない。
 研究者そのものが少ないのである。
 成果を上げにくいという理由からだ。
 「わかりやすさ」の検証の難しさのせいともいえる。
 こうした難しさを突破するような画期的研究が出てくれば、研究者も増えると思うのだが。

 打浪(古賀) 文子氏の論文からである。
 本論文の紹介は第19回目である。連続で紹介している。



【引用はじめ】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/17/1/17_KJ00009727988/_article/-char/ja/
社会言語科学
Vol. 17 (2014-2015) No. 1 p. 85-97
知的障害者への「わかりやすい」情報提供に関する検討 : 「ステージ」の実践と調査を中心に
打浪(古賀) 文子( 淑徳大学短期大学部こども学科 )

2. 知的障害者への 「わかりやすい」 情報提供の学術的課題

2.4 知的障害者にとっての「わかりやすさ」 とは

  知的障害者にとっての「わかりやすさ」を重視する学術的研究はごく少数にとどまっており,当事者視点からの「わかりやすさ」に 基づいた知見が不足している.
  しかし,知的障害者にとっての「わかりやすさ」は,非常に検証が難しい.
 なぜなら,知的障害者から情報を「理解した」という実証を得るのが難しいからである.

(つづき)

【引用終わり】



 知的障害者の情報理解をどのように実証するか。
 その評価のあり方を見出す必要がある。
 本人の要求を支援者側が的確に受信できる方策を見出せるようにすることである。
 それには、一人ずつの事例研究を積み上げ、体系的にまとめあげる地道な研究が必要だ。        
     
  (ケー)
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