「わかりやすい本」づくりは平等を希求する魅力的な仕事

 30, 2017 05:05
 スウェーデンの「わかりやすい本財団」には、ジャーナリストとしての誇りを持つ本人たちがいる。
 自分たちにとって、政治家の発言や小説をわかりやすいものにする努力をしている。
 みんなにとってわかりやすく、理解しやすいものを届けようとする試みである。
 平等の精神、民主主義の価値をさらに広める活動といっていい。
  
 武井光氏による「わかりやすい本」製作活動に関する、第9回目の紹介である。
 


【引用はじめ】

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n218/n218_08-01.html

月刊「ノーマライゼーション障害者の福祉」1999年9月号(第19巻 通巻218号)

知的障害のある人のための「わかりやすい本」製作活動の動き

武居光

文化的背景と文化的挑戦

 ジャーナリストであると胸を張る「8ページ」(週刊新聞)のライターの発言を聞くと、「わかりやすい文章にするのに一番手を焼くのが政治家の発言よね」とニヤリとした。
 ベストセラーになった小説は作家に「わかりやすい本」にリライトしてもらうよう依頼することもあるそうだ。
 その結果、原作よりもさらに文学的になることもあるという。
 この活動が、専門家や政治家によって築かれる「権威」に対する政治的、文化的挑戦という側面ももっていることをうかがわせる。
 平等や民主主義を希求する者には、どんなにか魅力的な仕事であろう。

(つづく)

【引用終わり】



 今までほとんど顧みることのなかった知的障がいのある本人にも、伝えるべきものがある。
 それが上記の本人の発言である。
 自分たちにもわかるものが欲しいとの訴えである。
 それを援助を受けながら、自らの手で変えようとしている。
    
  (ケー)
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