読書が好きになった

 29, 2017 05:00
 スウェーデンの「わかりやすい本財団」には、本人スタッフもいる。
 本制作の重要な一員として、その一翼を担っている。
 本人のための本づくりには欠かせないスタッフである。
 本人にとってのわかりやすさを追求するためだ。
 以下は、本づくりのモニターとして参加している本人のインタビューである。
  
 武井光氏による「わかりやすい本」製作活動に関する、第8回目の紹介である。
 


【引用はじめ】

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n218/n218_08-01.html

月刊「ノーマライゼーション障害者の福祉」1999年9月号(第19巻 通巻218号)

知的障害のある人のための「わかりやすい本」製作活動の動き

武居光

文化的背景と文化的挑戦

モニター:私は子どもの頃は本が大好きでした。しかし大人になってからは読まなくなりました。

司会者:どうしてですか?

モニター:子どもの頃は、お母さんが子どもの本を読んでくれましたが、大人になると、読める本もないし、読んでくれる人もいないからです。

司会者:読みやすい本と出会って、どうですか。

モニター:私にも読める本がたくさんあって、再び読書が好きになりました。私は今まで読んだ中では『赤い靴』が一番好き。それから「8ページ」は必ず読みます。

(つづく)

【引用終わり】



 子どもの頃、たくさん読み聞かせしてもらった。
 楽しかった経験をもった本人モニターの意見が上記のとおりである。
 本人も自分で読める本との出会いに喜んでいる。
 本人たちの実情に合った本づくりの重要性がわかる。
 わかりやすい本づくりが基盤となって、よりわかりやすいコミュニケーションのあり方が追求されることになる。
   
  (ケー)
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