スウェーデンの「わかりやすい本財団」

 26, 2017 05:00
 スウェーデンでは、知的障がい者のための「わかりやすい本」づくりが熱心に取り組まれている。
 組織としての取り組みである。
 それも20年以上以前からである。
 そのための財団もあり、幅広い内容の本づくりがなされている。
  
 武井光氏による「わかりやすい本」製作活動に関する、第5回目の紹介である。
 


【引用はじめ】

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n218/n218_08-01.html

月刊「ノーマライゼーション障害者の福祉」1999年9月号(第19巻 通巻218号)

知的障害のある人のための「わかりやすい本」製作活動の動き

武居光

The Center for easy-to-read(イージーリードセンター)の活動

 96年に「北欧圏知的障害者会議」(フィンランド)に参加した時に、4年ぶりに再会したその専門家キッテ・アルビデセンさんから渡された名刺は「わかりやすい本財団・The Center for easy-to-read」となっていた。
 若いスタッフも増え、仕事はますます盛んに行われているようであった。
 たとえば「8ページ」とよぶ週刊新聞の発行。
 EU参加に対する国民投票のための「わかりやすい資料」の作成。
 写真だけで構成する料理や恋愛やアウトドアの本。
 きれいな新刊案内のカタログ。
 読者にプレゼントされるかわいい傘やバッジなどの販促グッズ。
 北欧諸国の中でも、こうした本格的な情報提供活動があるのはスウェーデンが群を抜いているらしい。
 その会議場の一角に設けられたスウェーデンの展示コーナーには、人だかりができていた。

(つづく)

【引用終わり】



 スウェーデンにおいて、「わかりやすい本」づくりへのこれだけの情熱はどこからきているのだろう。
 ニーズがあって、それに応えようとする人たちがいるからである。
 資金援助してもこうした活動は重要だとする、行政担当者もいるからだ。
 これをリードする人たちがいたに違いない。
 それが上記のキッテ・アルビデセン氏なのだろうか。
 この人は、「わかりやすい本」づくりについて、周囲に対しどのように説得したのだろう。
 多くの支持者がいて実現できる活動なのだから。 
   
  (ケー)
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