わかりやすい本は市場化しにくい

 24, 2017 05:00
 かつて、自立生活ハンドブックシリーズ等の「わかりやすい本」が製作された。
 全日本育成会が中心に編集製作したものである。
 また、「わかりやすい本」は以下に引用したものも発行されている。
 関係者によって、「わかりやすい本」の出版が手がけられている。
 しかし、こうした努力が十分報いられているわけでない。
 限られた読者層ということもあって、うまく流通していない。
 必要な人に必要な本が届いていない。
 こうした本を届けられる手立てを考える必要がある。
  
 武井光氏による「わかりやすい本」製作活動に関する、第3回目の紹介である。
 


【引用はじめ】

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n218/n218_08-01.html

月刊「ノーマライゼーション障害者の福祉」1999年9月号(第19巻 通巻218号)

知的障害のある人のための「わかりやすい本」製作活動の動き

武居光

わかりやすい本

★本人の編集による本

「元気のでる本」シリーズ(毎年1冊発行)
「かがやくみらい」「家族へのてがみ」ほか数冊

★海外情報関係

「よくわかる北欧の本人活動」(96年北欧会議参加報告)
「ともにつよく」(98年世界大会本人部会報告)
「こくさいれんごうによる わたしたちのためのきまり」(翻訳)

★みんながわかる新聞

「ステージ」年4回(毎日新聞記者の協力による編集)


 私はその全日本育成会事務局の熱心な編集担当者鈴木伸佳氏に協力してきた立場だが、読者層が限られ、また製作には意外に手間がかかるため出版社からみると「市場化」しにくい領域であるようだ。
 しかし視覚障害者に点字が、聴覚障害者に手話があるように、知能に障害のある人の生活と尊厳のためには「わかりやすい本や新聞」は水や空気のように必要であり、採算性が悪ければ公費で支えられるべき活動ではないか、と考えている。

(つづく)

【引用終わり】



 今の時代ネットが普及している。
 ネットの活用によって、届ければいい。
 「わかりやすい本」を電子ブックにするのだ。
 わかりやすい本の電子図書館を構築できるようにする。
 ひょっとすると、こうした試みは既になされているのかもしれないが。
  
  (ケー)
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