分かりやすい情報提供に取組む法人

 11, 2017 05:00
 以下に引用した内容は注目に値する。
 事業所内で知的障がい者に対して、いかに「わかりやすい情報提供」をすべきかを認識している。
 その認識を実践している。
 わかりやすいイラスト、写真・言葉による情報伝達に努めているというのだ。
 当然、施設内の表示や支援者の対応、文書等を、利用者の実情に合わせているということである。
 利用者とのやりとりがスムーズにいくよう最善の努力をしている。
 こうした取り組みがもっと広まればと思う。  



【引用はじめ】

http://www.sfj-osaka.net/essay/60212/

社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団

意思決定のためのわかりやすい情報提供について 平成28年1月4日 しいのき寮

 2014年の障害者権利条約の批准、2016年4月施行の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」により障がい者に対し、意思決定のためのわかりやすい情報提供が義務付けられました。
 これらの流れの背景には、2005年施行のイギリスの意思決定能力法などが大きな影響を与えています。
 イギリスでは、例え意思を口頭で表明できない場合でも、障がい者の様子から意思が読み取れる場合には、意思決定能力があると裁判所が判断します。

 わかりやすい情報提供は人としての意思決定に欠かせないものであり、障がいのあるなしに関わらず基本的人権として保障されなければなりません。

 わかりやすい情報提供のガイドラインなどが行政や各種団体等で作成され、「情報保障」の取り組みが具体化されています。
 しかし、まだ、一般的には、漢字やふり仮名が多く読みにくい文章があります。
 また、わかりやすいイラストや写真ピクトグラムなどを使用することはあまり進んでいません。

 当法人では、様々な絵文字やイラスト、写真とわかりやすい言葉を使用し情報を伝達する工夫を行っています。
 また、既存の施設でのPIC(絵文字)表示を行っており、整備を進めている新しい施設にもPIC表示をする予定です。

 知的障がいや発達障がいがある人、高齢者、外国人なども含め、全ての方々のその方に沿った基本的人権の豊かな広がりと、ユニバーサル社会実現のために、当法人の「わかりやすい情報提供」の取り組みが一助となるよう、進めてまいります。

【引用終わり】



 知的障がいのある人たちが、生活しやすい状況づくりが必要だ。
 生活環境の複雑さに翻弄されて、混乱しているケースも多い。
 そのため、不安でパニックに陥ったりする。
 安定した生活のためには、生活そのものがわかりやすい理解しやすいものでなければならない。
 それで重要になるのが、「わかりやすい情報提供」ということになる。
 こうした考え方が、もっと多くの人たちに浸透するようにしないと。
 上記に引用した事業所のあり方は、その先端といっていい。    
  
  (ケー)
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