情報を分かりやすくする

 28, 2017 05:00
 障がいのある人は、言葉や文字の理解が不十分の場合が多い。
 そのため、いかにわかりやすくするか。
 今まで、さまざまな手立てによる工夫を繰り返し提示してきた。
 個々の実情をよく踏まえて、適時・適切なわかりやすさの追求である。
 できるだけスムーズなやり取りが成立するよう配慮するのだ。 

 本論文の紹介は第226回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

6-B 誤解が生じる

6-B-5 伝え方が悪い

C-1 情報を分かりやすくする(情報をアクセシブルにする)

 言葉を聞いて分からなくても絵にすると分かる人がいる。
 視覚情報の音声化,聴覚情報の視覚化など,モードを変換することによって情報理解を促進することはとても重要である。
 また,一度に多くの情報を利用することは出来なくても1つ1つの情報なら理解出来る人がいる。
 例えば,「トイレに行って,手を洗ってから,食べましょう」と指示すると,いきなり食べ始める人がいるが,このような人でも「トイレに行きましょう」,「手を洗いましょう」,「食べましょう」と1つずつ指示すると理解出来る場合がある。

 情報そのものを分かりやすくすることはコミュニケーション成立に非常に重要である。

 情報のモード,大きさ,色,コントラストなどの要因を個々に合わせることによって情報はアクセシブルになる。
 また,提示される複数の情報の配列,位置,時間なども考慮する必要がある

(つづく)

【引用終わり】



 本人がとらえやすい形にすることを心がける。
 音声のみでは記憶しにくい。そうであれば絵カードで提示してみる。
 提示が短いとわかりづらい。その場合は時間をかけて提示する。
 一気にいくつもの提示だと混乱する。そうだとすれば、一つずつ提示していくのだ。
 複雑なものであれば、単純な形に置き換える。
 支援者による工夫が、本人との距離を縮め、より良いコミュニケーションの成立を促す。    
 
  (ケー)
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