選択肢の選びかた

 22, 2017 05:11
 選択行動を促進するためには、何を選択肢とするかが重要となる。
 興味関心の高い、要求度の高いものを提示することである。
 まず、本人が最も好むものを提示して、それがほしいといったサインや言葉を発したらそれを本人に渡すやり取りから始める。
 そうしたことが確実にできるようになったら、2つのものを提示して、本人の好むものを選択する場面をつくりだす。
 選択行動の経験を積み重ねることである。
 そうした選択肢を少しずつ広げていくのである。

 本論文の紹介は第220回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

6-B 誤解が生じる

6-B-4 言葉が不明瞭

A コミュニケーション(発信)を支える技法(AAC技法)

A-5 選択の技法

•A-5-3 選択肢の選びかた

 その人の好みを把握しておく必要がある。
 興味のないものを提示されても選ぶ気持ちになれない。
 また,嫌いなものを2つ出されても選択したくないだろう。
 選択の練習段階では,選択する経験を積むことが重要なわけだから,このような形での選択肢の提示は避けた方がいいだろう。

 また,好きなものと嫌いなものの提示は簡単ですが,いつも同じものではなく,理解して選択できるようになったと思われたら,選択肢の内容を変えていくことも重要である。

(つづく)

【引用終わり】



 始めは選択肢の数を限定して、本人が好むものを提示することだ。
 やり取りが少しずつ安定するようになる。
 そして、選択肢を慎重に増やしていくのである。
 それによって、よりスムーズなやり取りを学習できるようにするのだ。 
 
  (ケー)
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