要求行動をシンボルによって伝える

 16, 2017 05:00
 障がいのある人が、コミュニケーションを自発するようにするための指導法がさまざま開発されている。
 絵カードを用いるコミュニケーションの一つとして、PECSというのがある。
 それは、Picture Exchange Communication Systemの略称である。
 「絵カード交換式コミュニケーションシステム」と翻訳されるものだ。
 PECSは、本人が要求するものと、そを表す絵カードを交換するやり方である。
 本人と支援者とのやり取りを成立させて、段階的に発語までもっていく指導法である。
 成果の上がっているケースも多い。

 本論文の紹介は第214回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

6-B 誤解が生じる

6-B-4 言葉が不明瞭

A コミュニケーション(発信)を支える技法(AAC技法)

A-4 シンボルコミュニケーション技法を利用する

•A-4-3 直接行動をシンボルに置きかえる方法(PECS)

 直接行動で自分の欲しいものを要求してくる場合,それは,周囲の人に受け入れられないような困った行動としてとらえられることも多いと思われる。
 特に成人の場合はそうであろう。
 直接行動で要求などを表現してきた場合に,シンボルで伝えることが出来れば,それを,困った行動としてはとらえなくてすむはずである。
 このように,直接行動をシンボルなどを使って伝えることが出来るようにしていくことが大切である。
 直接行動が出そうな場面のシンボルを用意しておき,要求場面でそれを自発的に使うことが出来るように練習していくのである。

(つづく)

【引用終わり】



 PECSなどの指導法を用いて、直接行動による要求を、絵カードなどのシンボルに置き換えることができるようにする。
 そのことによって、よりスムーズなコミュニケーション関係を生み出すことになる。   

  (ケー)
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