コミュニケーションシンボルとして何を利用するか

 15, 2017 05:00
 音声語や文字によるコミュケーションに困難のある人は、絵などの視覚的情報がわかりやすい。
 実物などによる選択ができれば、そうした対応も可能だろう。
 しかし、実物対応だけでは限界がある。
 写真、絵、シンボルなども便利だ。
 それにも障がいのある人の実態によっては、何がいいか決まってくる。
 その状況しだいということもある。
 本人とのコミュニケーションがスムーズいくものを模索する必要がある。

 本論文の紹介は第213回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

6-B 誤解が生じる

6-B-4 言葉が不明瞭

A コミュニケーション(発信)を支える技法(AAC技法)

A-4 シンボルコミュニケーション技法を利用する

•A-4-2 実物か写真かシンボルか?

 利用する人が理解しやすいようなものを使ってコミュニケーションすることは大切なことである。
 しかし,実物では持ってくることが出来ないものもある。
 例えばプールなどは実物を持ってくることは出来ない。
 このような場合,写真の利用が考えられる。
 しかし,写真の場合,伝えたい情報以外のものが多く含まれてしまう可能性がある。
 撮ってきた写真の中にたまたま飛行機が写っていたら,本来伝えたい情報よりも飛行機の方に注意が向いてしまう可能性がある。
 シンボルの場合は,必要な情報だけに注意を向けることが出来るような工夫がされているので,必要以外の情報によって混乱することは少なくなると考えられる。
 また,抽象的な表現もシンボルであれば表現することが可能である。

 一般的には,実物→写真→絵→シンボルと学習は進んでいくと考えられ,利用する人が段階を追って,シンボルを理解することが出来るようにしていくことも考えなければならない。

(つづく)

【引用終わり】



 本人が理解できるものを見出す。
 いろいろ試してみることである。
 本人のニーズを踏まえた支援者側の対応が必要なのだ。
 本人にとってわかりやすい柔軟な対応である。
 本人が反応するものを選ぶことに専心することである。  

  (ケー)
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