いかなるメッセージを選択して登録するか

 10, 2017 05:12
 VOCA(Voice Output Communication Aid)携帯用会話補助装置にどんなことばを登録するか。
 それが一番重要だ。
 利用する本人本位のものでなければならない。
 本人が自ら発信する機会がないものを登録しても、ほとんど利用することがない。
 それでは役立つものにならない。
 頻繁に利用することばを登録することである。
 VOCAの利用ができるようにするのだ。
 以下に、登録語の選択に関する理由が述べられている。

 本論文の紹介は第209回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

6-B 誤解が生じる

6-B-4 言葉が不明瞭

A コミュニケーション(発信)を支える技法(AAC技法)

A-3 代替手段(ハイテク・コミュニケーションエイド)を提供する

•A-3-5 メッセージの選択

 メッセージの選択は重要である。
 VOCAに導入されることばは,支援する側が登録することになるので,利用する人が言いたいと思うことばを入れるように配慮する必要がある。
 それを意識していないと,こちらが使って欲しいと思うことばや,使ってもらうことで,支援する側が満足するようなことばを入れてしまう可能性があるからである。
 支援する側にとって都合のいいことばは,利用する人の発信行動を管理してしまう恐れがあるので注意が必要である。

(つづく)

【引用終わり】



 支援者の便利なことばを登録しても、本人には役立たない。
 本人にとって役立つことばを登録してこそ、VOCAは利用される。
 VOCAを本人が利用して、やり取りがスムーズにいくようにすることが目的である。     
 
  (ケー)
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