VOCAを使ってコミュニケーションの経験をする

 08, 2017 05:00
 VOCA(Voice Output Communication Aids)「携帯用会話補助装置」は、音声による発信が困難な障がいのある人にとっては有効なものである。
 うまく活用できるようになれば、支援者等の関係が劇的に変わる。
 障がいのある人が今まで自ら発信することがほとんどできない状況にあった。
 それが自発的な発信によって、自らの要求がかなえられる。
 こうした経験は本人に大きな影響を与えることになる。
 VOCAはこうしたことを手助けできる機器である。
 ただ、便利な機器といっても本人の実情を踏まえて工夫しなければならない。
 簡単にうまくいくと限らない。 

 本論文の紹介は第207回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

6-B 誤解が生じる

6-B-4 言葉が不明瞭

A コミュニケーション(発信)を支える技法(AAC技法)

A-3 代替手段(ハイテク・コミュニケーションエイド)を提供する

•A-3-3 いつからVOCAは使えるか?

 いつから使うことが出来るかということを考えるよりも,それを使ってコミュニケーションしてみようと考える視点が大切である。

 最初から誰でも使うことが出来るかというとそのようなことはない。
 それを使ってコミュニケーションする経験が出来るようにと考えていくのである。
 ただ,誰もがどんなエイドでも練習をすることによって使うことが出来るようになるかというとそのようなことはない。
 その人に応じたエイドの選択と使い方の工夫をしていく必要がある。

(つづく)

【引用終わり】



 本人にとって適切な機器をまず試すことだ。
 本人のやり取りが増えて、スムーズな対応になってくればその機器を使いつづければいい。   
 
  (ケー)
関連記事

COMMENT 0

WHAT'S NEW?