少しずつ新しい選択肢を導入していく

 22, 2017 05:00
障がいのある人にとって、さまざまな制約があって生活経験が狭いことが多い。
 経験値を増やす手立てが必要である。
 それもただ計画性もない対応では、本人が混乱してしまう。
 語彙を増やすためにも、本人にとって適切な対応が求められる。
 まず、生活に必要で身近なものを確実に選べるようにすることである。
 それが以下の引用の内容である。
 この内容も以前取り上げたことがある。

 本論文の紹介は第193回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

6-B 誤解が生じる

6-B-3 語彙が乏しい

A-5-4 選択の機会を増やすには

 いつも同じ選択肢ではなく,少しずつ新しい選択肢を導入していく。
 新しい選択肢は経験したものでなければ分からないため,試して選ぶという順序が大切である。
 例えば,ある人に「オレンジジュース?」,「グレープフルーツジュース?」と聞いても,飲んだことがなければ分からないはずだ。
 まずは一口飲み物を口に入れてみる必要がある。
 その人に合った選択の方法で様々な選択肢を経験する必要がある。
 ただ,人によってはあまり新奇な刺激を好まない人もいる。慣れたものに近いところのものから徐々に広げる必要もある。

(つづく)

【引用終わり】



 本人が興味関心の強いものから、少しずつ広げていくのである。
 本人は何に興味があり、どんなことだったらできるか、詳細なリストを作成するといい。
 そこから、次にどんなことができるようにすればいいか、見通しが立てやすくなる。         

  (ケー)
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