絵やシンボル等で分かるように伝える

 03, 2017 05:05
 障がいのある人は、音声によるコミュニケーションが苦手という場合がある。
 そうした事例をここでは繰り返し取り上げてきた。
 そのための支援のあり方を述べてきたのである。
 音声によるコミュニケーションの代替手段についてである。
 特に、視覚的な代替手段をさまざま紹介してきた。
 本人の実態に即した手立てを用いる必要性を強調した。
 現在は、ローテクエイドやハイテクエイドがさまざま開発されている。
 そうした中で、本人に合った代替手段を試してみることだ。

 本論文の紹介は第174回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

【事例】

R-3 絵やシンボル等で分かるように伝える

 知的な障害や聞こえに問題がある場合,視覚的な手がかりを使って現在の状況・活動や次にあるスケジュール,して欲しいこと,次にできる選択肢などを伝えていくことは有効なことである。
 話し言葉など聴覚的な情報と違って,視覚的な情報は一度に複数の情報を表すことができる,いつでも確認できる(消えてなくならない)などの利点がある。
 そのことが障害のある人の理解を助ける上で役に立つ。

 視覚的な情報としては,実物(その活動などに関連のある物を提示する。例えば,食事の時は箸を見せる),シンボル(絵文字),写真,文字などがある。
 一般的に実物の情報が最も簡単で,文字は一定の学習が必要なため難しい。

 シンボルには様々な種類があり,その人の理解力に合わせて使用していく必要がある。
 最近ではパソコンを使ってシンボルを編集するソフトもあり,カードやボード,ブックなど様々な形態のものを作成する上で便利になってきている。

 写真もまた,デジタルカメラやインスタントカメラの普及により,即時性の高い情報となっている。

(つづく)

【引用終わり】



 ここでは、視覚的手立てを積極的に用いることを勧めている。
 実物、半具体物(模型)、シンボル(絵・写真・文字等)など、場に応じて提示することである。
 本人の実態把握につとめ、それに合ったコミュケーションを工夫する。
 より良いやり取りによって、本人の生活を安定したものにしなければならない。 

  (ケー)
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