コミュニケーションが広がらない

 19, 2017 05:00
 今回は、障がいある人がコミュニケーションする上で、内容が広がらないことについて話題にしている。
 固定的な内容で終始してしまうというのだ。
 経験不足がなせる業といってもいい。
 もちろん、その経験を言葉に置き換えることができないといったこともあるだろう。
 そこは本人の実情に合った対応こそ必要である。
 今までは、通常の音声によるコミュニケーションにこだわることなく、代替手段の導入といったことも推奨してきた。
 本人にとって無理のないコミュケーションしやすい方策をとることがいい。
 そのためには、何が適切か試行錯誤することになる。
 ただ、本人が失敗ばかりするようでは問題だ。
 失敗経験ができるだけ最小限になるような対応こそ求められる。
 段階的に計画的に進めることである。
 今回は、コミュニケーションにの拡大をいかに図るかを取り上げる。

 本論文の紹介は第159回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

6 コミュニケーションが広がらない

 「いつも同じことしか話題にならない」,「ほとんど話す話題が無い」,「こだわりが強い」など,コミュニケーションは出来るのにその先が広がらない場合がある。
 しかし,それは障害があるからとは限らないことに気づくことが重要である。
 我々誰もが好きなことを話題にしたいし,特に,子どもの場合は好きなことを何度も繰り返すのは珍しいことではない。

 様々な経験を通して,また,環境を変えることによって少しずつ世界は広がっていく。

 その広がらないことを問題視するよりも,無理やり話題を強制することの方が問題である場合もあるので注意が必要である。

(つづく)

【引用終わり】



 話題が限定し、繰り返す場合どうするか。
 興味関心が狭いということだろう。
 使用できる言葉も限られていることでもある。
 本人の実情をよく把握することだ。
 どんな言葉を発するか。どんな場面で発するか。どんな人に対して発するか。どんな時に発するか。
 そうした実態把握に努め、本人にとってより便利なコミュケーションのあり方を模索することである。 
    
  (ケー)
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