コミュニケーションエイドの限界

 16, 2017 05:03
ハイテク・コミュニケーション・エイドをうまく使えば、とても役立つものになる。
 今まで、コミュニケーションに難渋していた障がいのある人にとって、生活そのものを充実することができる。
 しかし、すべてうまくいくかというと、そういうわけでない。
 やはり、本人に合った使い方が必要なのは当然である。
 その限界を知って使う必要がある。
 
 本論文の紹介は第156回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

5 勝手に行動する(自己管理出来ない)

5-3 尋ねたり援助を求めることが出来ないので直接行動で訴える

A-3 代替手段(ハイテク・コミュニケーションエイド)を提供する

A-3-6 コミュニケーションエイドの限界

 ハイテクのコミュニケーションエイドが万能かというとそうではない。
 限界を知った上でそれらを活用して行かなければならない。
 例えば,キーボードを操作するタイプのエイドの場合,表出することの出来ることばは,キーボードを組み合わせることで,無限に作成出来るが,キーボードを操作するのに時間を要する点や,出力される音声が機会音であることなどの限界が考えられる。
 また,デジタル録音型の場合には,登録されている音声に限りがあるという限界がある。
 しかし,それはコミュニケーションエイドが役に立たないということを表しているのではない。
 使い方によっては,コミュニケーションを補助するものとなるからである。

(つづく)

【引用終わり】



 本人と周囲の人たちにとって、より良いコミュニケーションが可能になる工夫が求められる。
 それがハイテクエイドである。
 うまく適合する人もいるが、どうもしっくりこない人もいるので、そのへんは良く見極めて利用することである。
 また、しっくりこないからといって、すぐあきらめるのも考えものだ。
 一定期間、試行錯誤した利用はすべきである。 
   
  (ケー)
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