ローテクエイドとは?

 09, 2017 05:00
 音声によるコミュニケーションが困難な障がいのある人にとって、その代替手段が用いられる。
 それが以下に述べたローテクエイドと呼ばれるものだ。
 文字盤、カード、ボードなどによる。
 こうしたものの導入によって、かなりコミュニケーションがスムーズになるケースがある。
 
 本論文の紹介は第149回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

5 勝手に行動する(自己管理出来ない)

5-3 尋ねたり援助を求めることが出来ないので直接行動で訴える

A-2 代替手段(ローテク・コミュニケーションエイド)を利用する

A-2-1 ローテクエイドとは?

 ローテクコミュニケーションエイドは,電子的な作りをしていないもので,例えば,50音の書かれた文字盤,シンボルを使ったコミュニケーション用のボード,コミュニケーション用のブックなどがそれにあたる。
 使う場所を選ばないことや手軽なこと,コストが安いなどの特徴がある。

A-2-2 コミュニケーションカードとコミュニケーションボード

 シンボルをコミュニケーションに活用する際に,一つ一つのシンボルをカードにして,やりとりすることが出来るようにしているものをコミュニケーションカードをと呼ぶ。
 限定されたシンボルを使って,やりとりを成立させる際に使えば有効である。
 複数のシンボルを並べて複数のシンボルを使ってやりとりをすることが出来るように考えられたものが,コミュニケーションボードである。
 複数のコミュニケーションカードを並べて,ボードを作ることも出来る。

(つづく)

【引用終わり】



 コミュニケーションがうまくいかず、時おりパニックになっていたケースでも、代替手段の導入によって安定した対応ができるようなる。
 障がいのある人の要求を、周囲の人たちが受け入れやすくする手立てとして、こうした代替手段は有効である例が多い。
 本人たちが混乱しないように、段階的にコミュニケーションボード等を活用することである。 
  
  (ケー)
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