指差し,身振りを教える

 06, 2017 05:00
 うまく音声等で発信できない障がいのある人は、直接行動で訴える。
 それが周囲とのトラブルを引き起こす。
 他人の持っている食べ物を奪ったりすれば、大騒ぎになってしまう。
 本人の要求をトラブルにならない形で表現できるようにすることである。
 身振りや指差しといった直接行動に替わるものを身につけるようにする。
 支援者等がわかる伝達手段である。
 以下に引用した実践が参考となる。

 本論文の紹介は第146回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

5 勝手に行動する(自己管理出来ない)

5-3 尋ねたり援助を求めることが出来ないので直接行動で訴える

A-1 ノンテク・コミュニケーション技法を利用する

A-1-1 補助手段(指差し,身振り等)を教える

 音声等,他人に理解できる形での発信手段を持たない場合は,直接行動で訴えることがある。
 例えば,空腹なため他人の食べ物を勝手に奪い取る人もいる。
 そのことが誤解やトラブルを生む一因となる。
 もし,身振りや指差しで訴えることが出来たら,周囲の人は理解してくれるだろう。

 飲み物を選ぶときに直接手でとって選択してもらうのでなく,手の届きにくいところにおいて手を伸ばしてもらうことで,手で直接つかむという行動を,手で指すという間接的な要求に変えることが出来る。

(つづく)

【引用終わり】



 本人にとって飲みたいペットボトルを、手に届かないところに置いて、それを指差してたら手渡すなどの練習は有効である。
 もちろん、すぐ身につくわけでない。
 最初は指差しの格好を支援者がやってみせる。
 そして、見本通りにできるようにする。
 さらに、見本なしでできるようにする。
 段階的な支援をていねいにしなればならない。
 それがいろんな場面で自発できるようにすることである。
  
  (ケー)
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