受信者の関わりを改善する

 24, 2016 05:00
 障がいのある人の要求をいかに支援者が読みとるようにするか。
 支援者は相手の要求を待つ姿勢が重要だ。
 障がいのある人も自らの要求を示すなんらかのシグナルがある。
 それを見出す努力こそ、支援者には求められる。
 どんな形で要求行動を示すか、なかなか見出すのが難しいかもしれない。
 支援者はあわてることなく、ゆっくりと相手のわずかな反応を見逃さないようにすることだ。
  
 本論文の紹介は第133回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-7 指示の仕方が悪い

【事例】

B-6 受信者の関わりを改善する(先読みを防ぐ,反応を待つなど)

 障害のある人を「何も出来ない人」と捉えるのではなく,「何か出来る人」と捉えることが重要である。
 「何も出来ない」と考えれば,「こちらが気持ちを汲み取ってあげなければ」という発想に結びついてしまう。
 そうなると,彼らの意思を汲み取る必要性はなくなるだろう。
 この繰り返しにより,障害のある人は訴える必要性を感じなくなり,あるいは,訴えることに無力感を感じるようになっていく。
 一方,「彼らも彼ら自身の方法で訴えている」と考えることが出来れば,支援者が意思を汲み取る努力をすることになるだろう。
 このことが障害のある人たちの自分で何かを訴えたいという気持ちを引き出していくだろう。
 発信者の反応を待って観察してみよう。心の中で「1,2,3,,,,」と10まで数える気持ちが大切である。
 その間に訴えが見えることもあるはずだ。

(つづく)

【引用終わり】



 障がいのある人も自らしたいと思うことがあるという前提で、かかわることである。
 支援者は相手の動きや反応に合わせることが大事だ。
 明確な言葉などで訴えることがほとんどないので、なにがしたいのかわかりづらい。
 でも、障がいのある人なりの訴え方があるはず。
 それを見抜く必要がある。
  
  (ケー)
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