情報を分かりやすくする

 16, 2016 05:00
 障がいのある人とのコミュニケーションが成り立つようにすることが重要だ。
 それも本人の実態に即したものにすることである。
 いかに分かりやすいものにすることができるか。
 本人が理解できる内容に変換することを心がける。
 例えば、音声言語は絵や写真などをタイミングよく提示する。
 指示する内容も一つずつ行う。
 本人にとって、混乱しないわかりやすい内容になるようにする。
 以下、分かりやすさの追求が述べられている。
 
 本論文の紹介は第125回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-7 指示の仕方が悪い

C-1 情報を分かりやすくする(情報をアクセシブルにする)

 言葉を聞いて分からなくても絵にすると分かる人がいる。
 視覚情報の音声化,聴覚情報の視覚化など,モードを変換することによって情報理解を促進することはとても重要である。
 また,一度に多くの情報を利用することは出来なくても1つ1つの情報なら理解出来る人がいる。
 例えば,「トイレに行って,手を洗ってから,食べましょう」と指示すると,いきなり食べ始める人がいるが,このような人でも「トイレに行きましょう」,「手を洗いましょう」,「食べましょう」と1つずつ指示すると理解出来る場合がある。

 情報そのものを分かりやすくすることはコミュニケーション成立に非常に重要である。

 情報のモード,大きさ,色,コントラストなどの要因を個々に合わせることによって情報はアクセシブルになる。
 また,提示される複数の情報の配列,位置,時間なども考慮する必要がある

(つづく)

【引用終わり】



 障がいと言っても、程度や状態が大きく異なる。
 ひとりひとりに合った手立てこそ必要だ。
 本人が適切に活動できるようにするのだ。
 能動的な行動をいかに引き出すことができるかが成否のカギと言える。
 もちろん、言葉で言うほど簡単なことではない。
 しかし、先行事例などを参考にして、試行錯誤しながらより良いコミュケーションのあり方を探る必要がある。
  
  (ケー)
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