タイムエイド

 19, 2016 05:00
 障がいのある人にとって、時間の見通しをもつことが難しい場合どうするか。
 いつ終わるのかわからず、時間ばかり気にして仕事に集中できなかったりする。
 それが高じて、混乱状態に陥りパニックになったりすることもまれでない。
 そうした人のために、時間の経過を明確に把握できることが大切だ。
 タイムエイドといった小道具が役立つ。
 あと残り何分と視覚的に把握しやすくなっているものだ。
 「ランプが全部消えるまで」仕事を続けるといった具合にするのである。
 
 本論文の紹介は第99回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-3 注意が向いていない

【関連支援技術】

•タイムエイド

 いつまでにするのか,いつ終わるのかといったようなことが分かることは,とても大切なことである。
 時間に見通しをもつことが出来れば,安心して生活をすることが出来る人たちもいるに違いない。
 しかし,アナログの時計やデジタルの時計からでは,見通しをもつことが出来ない人も多くいる。
 数字は読めても時間を読みとることが出来なかったり,針の移動は分かるけれども,時刻を読みとることが出来なかったりするからである。
 そのようなときにタイムエイドが役にたつ,時間を量で表してくれるものだからである。
 時間が光の数で表されたりするならば,残り時間などを理解して見通しをもつことが出来る人もいると考えられるからである。

•キッチンタイマー

(つづく)

【引用終わり】



 障がいのある人に、「あと、30分仕事をやろう」とタイムエイドを使って、提示する。
 そうすると、そのタイムエイドのランプが少しずつ消えていく。
 ランプの光の数が減っていくことで、仕事を終わる時間を見通すことができるようになる。
 それによって、一定の時間、仕事に集中することができるようにするのだ。
 こうした道具を利用することにより、落ち着いて仕事に励む子もいる。 
  
  (ケー)
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