聴力検査を実施し,適切な補聴手段を提供する

 10, 2016 05:00
 「聞こえ」にもっと注目しておくことが大事と、以下の引用で述べている。
 運動障がい、知的障がいには、注目しがちである。
 それによって、うまくコミュニケーションができないといった仮説を考えることが多い。
 確かにそうしたケースが多い。
 重複障がいのある人は、「聞こえ」にも問題を抱えている場合がある。
 しっかりした問題把握に努め、より良いアプローチができるようにしておくことだ。
  
 本論文の紹介は第90回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-1 聞こえていない

R-1 聴力検査を実施し,適切な補聴手段を提供する

 聴覚に対する反応が乏しいようであれば,「聞こえ」に関して相談できる医療機関で聴力検査をすることが望ましい。
 自覚的な聴力検査が出来なくても脳波を用いた聴力検査も可能である(ABR(Auditory Brain-stem Response:聴性脳幹反応)検査)。

 「聞こえ」に問題がある場合は,可能な限り治療(中耳炎など)や補聴をする。
 また補聴器等が十分に有効でなくても,「聞こえていない」,「この高さ,大きさの音は聞き取りにくい」と分かっているだけでも,関わり方への注意は可能である。

(つづく)

【引用終わり】



 「聞こえ」に関する検査は、脳波を用いるものもある。
 また、日常生活の中でどんな反応をするかしっかり観察をすることによっても、かなり明らかにできる。
 「聞こえ」の状況がわかっていれば、かかわり方もさまざま工夫することになる。
  
  (ケー)
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