聞こえていない

 09, 2016 05:00
 重複障がいのある人の中には、聴覚障がいがある人も多い。
 聞こえの問題に気づかないで対応している例がある。
 運動障がいや知的障がいといった障がいのために理解できないのだろうと思ってしまう。
 聞こえの状況はどうかしっかり把握することが重要となる。
 以下の記述は、大切な観点である。
  
 本論文の紹介は第89回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

4-1 聞こえていない

 重い運動障害や知的障害がある場合,周りの刺激に対して反応が遅れたり,明確な反応がなかったりする。
 そのことは周りの音への反応に関しても同様である。

 運動障害や知的障害がある人の中には,聴覚障害が重複している場合も多い。
 しかし,反応の無さや乏しさは運動障害や知的障害のせいだと考えられやすい。
 そのため,聴覚障害が見落とされている場合も少なくない。

 環境の中の音,人の声など耳から入ってくる情報は,自分の置かれた状況を把握するものだ。
 また,ことばを理解したりするためにとても重要なものである。
 こちらから声をかけて働きかけたとしても,聞こえていなければ働きかけそのものには意味はない。
 日頃から聞こえに対する反応に気をつけておくことは大切である。

(つづく)

【引用終わり】



 支援者が障がいのある人に対し、働きかけた時どんな反応をするかしっかり把握することである。
 ひょっとすると、聞こえていないかもしれないと仮説を立てた支援のあり方を検討する必要がある。
  
  (ケー)
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