指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

 08, 2016 05:00
 障がいのある人に対する支援者の指示が通らない。
 こうしたことはしばしば生ずる。
 なぜそうしたことが生ずるのか、その理由を明らかにすることである。
 問題が生じた場合の前後関係を把握することである。
 障がいのある人が何をやっていて、支援者がどのように働きかけたか。
 そのタイミングがどうだったか。
 以下にその分析の一端が記されている。
 
 本論文の紹介は第88回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

4 指示が通らない(コミュニケーション出来ない)

 指示が通らない人は困った人だととらえがちである。
 「外出しようと言うと無視する」,
 「トイレに行くよう指示すると自傷行為が起こる」,
 「食べるのを制止してもやめようとしない」など指示が通らないと,
 介助者,教師や親の立場からすると確かに困るはずである。
 しかし,その状態だけをとらえると解決の糸口は見えてこない。
 相手がなぜ指示に従わないのかを考えるといくつか原因が見えてくるはずである。

 障害のある人にすると彼らも困っていると考えられる。
 こちらの押し付け指示だけではなかなかその内容を理解,納得できず,パニックを起こすだけかもしれない。

 分からない人には分かるように伝える,納得出来るように指示する必要がある。

想定される具体例:
 •指示を無視する
 •スケジュールの変更が理解出来ない
 •自傷・他傷がやめられない
 •着席出来ない
 •無理に指示するとパニックを起こす

(つづく)

【引用終わり】



 特に問題になるのは、パニックや自傷及び他傷などである。
 それが大きくならないように、静かな場所、落ち着ける場所でクールダウンするまで待つしかない。
 そして、支援者は障がいのある人が理解できる指示のあり方を見つけ出す必要がある。
 言葉だけに頼らず、身振り、絵カード等いろんな手立てを試みることだ。
  
  (ケー)
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