選択肢の選びかた

 16, 2016 05:00
 障がいの重い人に対する、選択の学習では、選択肢を何にするか十分吟味することだ。
 まず、その人の好みが何かを知ることである。
 好みのものであれば、選んでくれる可能性が高い。
 当然と思えるかもしれないが、そうした基本的対応ができていればこその確実な学びとなる。
 こうしたことの支援のあり方について、以下の指摘は重要。
  
 本論文の紹介は第65回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

3 コミュニケーション出来るが自分で決められない(自己決定出来ない)

3-1 選択経験が無い

A-5 選択の技法

A-5-3 選択肢の選びかた

 その人の好みを把握しておく必要がある。
 興味のないものを提示されても選ぶ気持ちになれない。
 また,嫌いなものを2つ出されても選択したくないだろう。
 選択の練習段階では,選択する経験を積むことが重要なわけだから,このような形での選択肢の提示は避けた方がいいだろう。

 また,好きなものと嫌いなものの提示は簡単ですが,いつも同じものではなく,理解して選択できるようになったと思われたら,選択肢の内容を変えていくことも重要である。

(つづく)

【引用終わり】



 上記による説明において、好きなものと嫌いなものの提示だと選択行動は身につきやすい。
 しかし、同様のパターンを繰り返すだけでは、進展が見られない。
 すごく好きなものとやや好きなものといった感じで、どちらかを選ぶやり方も取り入れる。
 少しずつ発展的な内容にしていくことも考慮することだ。
  
  (ケー)
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