選択経験が無い

 12, 2016 05:00
 障がいの重い人には、あまり選択の機会がない。
 みなおぜん立てしてしまっている。
 介助者の一方的なやり方が優先される。
 障がい者は選べない前提があるからだ。
 これでは、選ぶ行為は育つはずがない。
 以下に、そのへんの事情が記されている。
 
 本論文の紹介は第61回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

3 コミュニケーション出来るが自分で決められない(自己決定出来ない)

3-1 選択経験が無い

 選んだ経験が無い人にいきなり選択を求めても答えられないことは仕方ないかもしれない。
 米国では,日常生活のいたる所で,障害があっても選択を求められる。
 例えば,「スナックは?」,「ドリンクは?」,「服は?」といった具合に生活の中にはいくつもの選択肢を置くことができる。
 一方,日本では障害のある人は選択出来ないという前提で,押し付けの生活が多いようである。
 施設や学校の生活ではまだまだ選択の余地は多くない。

 選ぶことの意味を理解出来てない中でいきなり選択を求められても出来ないことがある。
 選ぶことによって楽しいことが起こることを知ってもらう必要がある。

(つづく)

【引用終わり】



 選ぶ機会を設定することが必要だ。
 そうした機会によって選ぶことの楽しさを味わう。
 経験させることである。
 はじめから選べないと決めつけていることが問題である。
 手間を惜しまず選択場面を提示して、選ぶ経験をさせることである。
  
  (ケー)
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