発信が未熟な人のために

 06, 2016 05:00
 障がいのある人の中には発信行動がきわめて未熟な場合がある。
 その場合、発信行動を形成するための発語指導を行う。
 また、身振りや絵カード等による代替コミュニケーションを導入したりする。
 本児にとってコミュニケーションしやすい手立てのアプローチをさまざま工夫する必要がある。
 それはもちろん一つの方法だけにこだわるのは得策でない。
 いろんな可能性を引き出す試みが重要となる。
 
 本論文の紹介は第55回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

2-2 発信行動が未熟

 障害のある人の発信行動がはっきりしない場合,それを引き出すように訓練を行うか,あるいは,その機能を代替する道具を用いる,さらには,その人の発信レベルでコミュニケーション出来るように周囲が合わせるといった方法が考えられる。
 ここでは,主として代替アプローチを紹介するが,訓練か代替アプローチかという二者択一ではなく,2つを併せながらその人の意思を最大限に引き出す努力が必要である。

(つづく)

【引用終わり】



 障がいのある人の実態が今どのレベルにあるのか。
 発声の頻度、音の種類などを知ることだ。
 どんな動きができ、どんな身振りができるのか。
 周囲の人たちに対する関心はどれぐらいなのか。
 あるいは興味関心はどんなものにあるか。
 こうした中からもっともアプローチしやすい部分に焦点を当てた対応を行うのだ。
 周囲の人たちともアプローチの仕方を共有し合う。
 特に、最も近しい支援者や家族たちと、コミュケーション手段を共有することが重要である。
  
  (ケー)
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