直接行動をシンボルに置きかえる方法

 16, 2016 05:00
 発語のない障がいのある人にとって、要求がある場合、周囲の人に対して直接行動をとったりする。
 例えば、トイレに行きたい場合は、トイレまで近くの人を連れて行く。
 缶コーヒーがほしいと、自動販売機まで引っ張っていく。
 こうした直接行動は周囲の人がきちんと理解できればよいが、理解できず互いが混乱する場合も多い。
 それを明確になりやすいものとして、コミュニケーションシンボルを用いるのだ。
 要求行動をより明確化できるようにする。
 そのへんのことについて、以下で説明している。

 本論文の紹介は第35回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-4 発信手段を持たない

 発信手段がなければ訴えることができないのは当たり前のことである。
 外国に行って言葉が分からないときには,あまりコミュニケーションをとりたくない人が多いはずである。
 訴える手段を獲得すると訴える行動も増えてくる。

A-4 シンボルコミュニケーション技法を利用する

A-4-3 直接行動をシンボルに置きかえる方法

 直接行動で自分の欲しいものを要求してくる場合,それは,周囲の人に受け入れられないような困った行動としてとらえられることも多いと思われる。
 特に成人の場合はそうであろう。
 直接行動で要求などを表現してきた場合に,シンボルで伝えることが出来れば,それを,困った行動としてはとらえなくてすむはずである。
 このように,直接行動をシンボルなどを使って伝えることが出来るようにしていくことが大切である。
 直接行動が出そうな場面のシンボルを用意しておき,要求場面でそれを自発的に使うことが出来るように練習していくのである。

(つづく)

【引用終わり】



 まず、手始めは要求が強いものから取り組むことである。
 食事場面における献立の要求なども考えられる。
 今日は、カレーがいい、、肉がいいといったコミュニケーションシンボルを使ったやり方だ。
 障がい者の実態に即した対応を模索することである。
 
  (ケー)
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